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古今和歌集巻第四秋歌上(了佐切) (こきんわかしゅうまきだいよんあきのうたじょう(りょうさぎれ))


名称(事業名) 古今和歌集巻第四秋歌上(了佐切)
ふりがな こきんわかしゅうまきだいよんあきのうたじょう(りょうさぎれ)
指定区分 県指定文化財 書跡
指定年月日 昭和31(1956)年 5月 11日
所在地(市町村) 河北町谷地
所有者(実施団体名) 個人(個人所有のため地図は非表示)
概要
(活動状況等)
 『古今和歌集』は平安時代前期に成立した紀貫之らの撰による最初の勅撰和歌集である。
 この書跡は『新古今和歌集』を撰した藤原定家の父で、平安時代後期から鎌倉時代前期の歌人藤原俊成(1114~1204年)の筆によるものである。もともとは綴葉装(でっちょうそう)の冊子本で、上下2冊であったものが、今は真名序、仮名序、巻第一から第十までの上巻だけが、断簡として残っている。
 これは巻第四の紀友則「天の河浅瀬しら波たどりたつつ渡りはてねばあけぞしにける」の歌と、藤原興風の「契りけむ心ぞつらき七夕の年にひとたびあふはあふかは」の歌を記している。
 了佐切は、俊成50代半ば前後の執筆と見られ、強靱な筆力と、独特の転折による字形が特色であるが、俊成晩年の日野切、昭和切のような、極端に偏った癖の誇張はなく、穏やかな書風といえる。
(縦23㎝、横16.7㎝)
問い合わせ先 公開の有無:無