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紙本墨書 上杉文書 (しほんぼくしょ うえすぎもんじょ)


名称(事業名) 紙本墨書 上杉文書
ふりがな しほんぼくしょ うえすぎもんじょ
指定区分 県指定文化財 書跡
指定年月日 昭和38(1963)年 1月 22日
所在地(市町村) 大石田町大字大石田丙
所有者(実施団体名) 個人(個人所有のため地図は非表示)
概要
(活動状況等)
 この文書1巻は、天文21年(1552年)5月25日付の成悦(関東管領上杉憲政の使者)から長尾越前守(政景)<上杉景勝の実父>に宛てた書状にはじまり、上杉氏関係の書簡25通を、巻物1巻にしたものである。
 その中で、由良成繁書状、北条氏康条書、北条氏政書状の3通は、上杉輝虎(謙信)が永禄12年(1569年)に甲斐・信濃の武田信玄を挟撃するため北条氏康・氏政父子に接近した、越・相同盟成立と、その後の交渉についてを物語る文書である。
 最後の太閤豊臣秀吉夫人高台院(北政所・おね)から、謙信の養嗣子上杉景勝に宛てた歳暮の祝儀の礼状は、「よねさわ中納言さま」と宛名が書かれており、関ヶ原の戦い後の慶長6年(1601年)8月、景勝が会津120万石から米沢30万石に転封されたあとの12月18日付けの発信である。この消息は、散らし書きの女房奉書の書風として、誠に見事なものである。
(縦34㎝、横10m29㎝)
問い合わせ先 公開の有無:無