松川舟運図屏風 (まつかわしゅううんずびょうぶ)
名称(事業名) | 松川舟運図屏風 |
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ふりがな | まつかわしゅううんずびょうぶ |
指定区分 | 県指定文化財 歴史資料 |
指定年月日 | 平成21(2009)年 4月 28日 |
所在地(市町村) | 米沢市東一丁目2番4号 |
所有者(実施団体名) | (公財)宮坂考古館 |
概要 (活動状況等) |
形態は六曲一双の屏風仕立てである。一双の大きさは縦113㎝、横335㎝。右隻は糠野目から荒砥の置賜地方、米沢藩領の部分で、左隻は高岡から左沢までの村山郡(現西村山郡)内を流れる松川とその周辺の河岸、集落等をそれぞれ三段に描いている。 製作年代は明らかではないが、寛政7年(1795年)完成の黒井堰の水路(樋)が描かれていることから、早くても、それ以降の、江戸後期の作と推定される。作者に関しては、絵図中の画賛に「古泉斉」と見える。 描かれている時期は、水が豊富で桜が咲いていることから春の情景を描いている。川は、流れの早い浅瀬、暗礁または渦巻きのある難所にその地名や名前を書き込んでいる。さらに糠野目、宮河岸の上米御蔵、左沢の米沢御陣屋のほか大舟木に米沢藩の舟番所(川舟差配役)、領地境の番所は川の両側にある。 このように松川流域の景観を写実的に描いている点で貴重である。 |
問い合わせ先 |
期間限定での公開 公開の有無:有 ホームページ:松川舟運図屏風 Tel:0238-23-8530 |
地図 |