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更新日:2020年9月26日

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平成30年度第1回県民活躍トーク(山形県旅館ホテル生活衛生同業組合青年部)

平成30年度県民活躍トーク(第1回)(平成31年1月9日開催)

開催日時等

【とき】平成31年1月9日(水曜日)11時15分から12時まで

【ところ】県庁秘書課内会議室

【参加者】山形県旅館ホテル生活衛生同業組合青年部

【懇談テーマ】温泉のブランディング

平成30年度県民活躍トーク(第1回) 山形県旅館ホテル生活衛生同業組合青年部

あいさつ・取組状況説明 山形県旅館ホテル生活衛生同業組合青年部 髙橋治部長 (赤倉温泉湯守の宿三之亟 若旦那)

温泉旅館の若旦那を中心とする青年部員は、現在56名。地元食材を使った朝食のお供と県産品「つや姫」をPRする「やまがた朝ごはんプロジェクト」、和装の若旦那を取り上げ各温泉地などの魅力を掲載した「やまがた若旦那」の制作などに取り組み、青年部のネットワークとフットワークを活かした温泉地の魅力向上に取り組んでいる。

意見交換 テーマ:「温泉のブランディング」

天童温泉 つるや 山口裕司氏(青年部専務理事)

  • 人口減少が進み、国内需要が減っていくため、インバウンドを増やし海外の活力を取り込んでいかなければならない。県旅館ホテル生活衛生同業組合と連携してPRしていきたい。
  • 個人の外国人観光客から来ていただくために山形の強みをアピールすることが大切。IWCなどで日本酒をアピールできたことは素晴らしいことで、これからも山形の魅力として活かしていきたい。
  • 銀山、蔵王、山寺といった山形を代表する観光地をめがけてくる海外の方が多い。山寺も非常に観光客が増えているが、二次交通も含めて、いかに山形に誘客できるかを一緒に取り組んでいきたい。

小野川温泉 鈴の宿登府屋旅館 遠藤直之氏(青年部副部長)

  • 山形バリアフリー観光ツアーセンターの加藤健一さんと連携し、バリアフリーの宿の普及拡大に努めてきた。障がいは、肢体不自由、国際的な言葉や文化の違いも含め多様であるが、エリアとしてバリアフリーに対応できるように目指していければいいと思っている。
  • 温泉への入浴介助ができるようヘルパー利用の仕組みを作り、体の不自由な方が安心して山形の温泉を楽しんでいただけるよう、青年部として取組みを進めていきたい。
  • 温泉だけでは旅行として成立しないので、自分たちが中心となって、観光関連業界に協議会を立ち上げるなどにより山形県のバリアフリー観光を推進し、バリアフリー先進県を目指したい。

肘折温泉 お宿大穀屋 柿崎道彦氏(青年部理事)

  • 災害時においては、青年部のネットワークを活用するなどにより情報を共有し、お客様に迅速に提供していくことが大切。
  • 雪を逆手にとったイベントの企画運営に参画し、地域づくりに取り組んでいる。
  • 特に最上地区の人口減少が著しい。地元雇用、住みやすさ、働きやすさなど地元定着に向けた取組みを行政と連携しながら行っていきたい。

銀山温泉 銀山荘 小関健太郎氏(青年部会計理事)

  • 大雨災害、大雪の際などの道路状況や交通情報等を一元的に集約し、どこの旅館でもその情報をお客様へ提供するサービスを構築できればいいと考えている。
  • 地域経済において、温泉旅館は、あらゆる業界に関わっているため、責任が大きいと感じている。他業種とのコラボレーションに力を入れ、地域経済を活性化していきたい。
  • 「朝ごはんプロジェクト」では、農協青年部とコラボレーションして「つや姫」と地元食材を使った商品のPRに取り組んだ。「雪若丸」がデビューしたので「雪若丸」をPRする取組みをしてはどうかと思っている。
  • 地元の産業と連携しながら、お客様に「山形のもの」をお土産として持ち帰ってもらうことで「山形ブランド」を広めたい。

湯野浜温泉竹屋ホテル 佐藤航氏(青年部理事)

  • 新潟・庄内デスティネーションキャンペーンに合わせ、鶴岡市では、「もうでる、つかる、いただきます」をテーマとし、出羽三山にもうでて、温泉につかって、食をいただきます、という取組みを行っている。
  • 酒田市と一緒に、各観光地で特製スタンプを手ぬぐいに押して集め旅の思い出として持ち帰っていただく「手ぬぐいスタンプラリー」を行っている。
  • 湯野浜温泉には東北最大級の海水浴場があるので、シーカヤック体験など新しい海の観光による集客もすすめていきたい。

天童温泉 ほほえみの宿滝の湯 山口敦史氏(元青年部長)

  • このような時代にそれぞれの地域の温泉、美味しいものや地域のものをつなぐのは、若旦那のネットワークであり、その人間としての魅力が山形の大きな魅力となって山形の温泉のブランド力につながっていくと思っている。
  • 人材不足について、宿泊業界は有効求人倍率が6.4倍だが、県内はもっと深刻で求人しても人が来ない。なかなか改善が難しい。外国人労働者の受け入れ業種となったが、外国人労働者には、いい思いをしてもらい、山形のファンを増やすチャンスとして受け入れていきたい。
  • 地域で働く外国人の方が孤立しないようコミュニケーションを図れる場所づくり推進していきたい。
  • 受動喫煙防止について、個人的な意見だが、旅館は全館禁煙という条例があると運用しやすいと思っている。

知事の感想・まとめ

和服姿など「和」というのは、大きな「強み」。海外の方は、和装の人がいるだけで喜ぶのでぜひ和装を活用してほしい。
観光地類型別動向では「山岳」が伸びている。山形の強みは、「雪と山」。山岳観光は山形県として持続的に取り組む。その疲れを癒すためには温泉。
サイクリングなどもいいと思っている。県内の景色を見て、お酒を飲んで、温泉につかりながら楽しんでもらうのはどうか。
スポーツ、山岳、伝統芸能といろいろなところと連携し、山形に行ったら、温泉だけだなく温泉と果物狩り、温泉とスキーなどいろいろな組み合わせで、温泉を基盤にして発信していければいいと思った。
皆様方の益々の御活躍を期待します。山形県の発展のため、一緒に頑張っていきましょう。

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