現在の場所:
ホーム  »  知事室 » 知事メッセージ » 大会や催しでのあいさつ » 2008年 » 農業危機突破緊急集会

農業危機突破緊急集会

知事室タイトル

農業危機突破山形県JA代表者緊急集会

平成20年8月21日

皆さん、こんにちは。

本日、皆さんは相当の危機感を持ってご参集いただいたことと思います。その思いは山形県下、いや我が国全体の生産者の思いであると思っております。

私は、農業は国の基、すなわち山形県民の根底にあるものと思っております。従って、山形県だけではなく、日本という国、そしてさらには全地球的な危機として受け止めなければならないと考えております。

現在、危機は3つあります。1つは価格の危機であります。農産物の価格低迷、その一方で原油、飼料、穀物さらには資材の価格の高騰が国際的にも続いていることにあります。生産現場では、高騰する生産コストを製品価格に転嫁できず苦しんでいる現状があり、それが故に将来に展望が開けない状態が続いています。

2つ目は食料に関する危機です。全世界的に見た場合の危機に鑑みて、我が国全体の食料自給率に国民の目が注がれております。

そして3つ目は食の安心・安全に関する危機であります。中国製ギョーザ問題に端を発し、食の安心・安全に対する極めて高い関心を抱いております。

こうした関心、目線は一過性のものとして終わらせるわけにはいきません。食や農に対する国民の関心が高まっている今こそ、食そして農に関わる全ての国民の目線であり、食の安心・安全に関する意識を高めていく必要があります。

また、生産・加工・流通・販売、さらには消費に携わるすべての人が、将来の農業をどうしていくのか、誰が何をすべきか、皆さんとご一緒に考える時期に来ているのです。

私は、これまでも、国に対して直接、そして全国の都道府県知事らと一緒に色々な面でこの問題を訴えてまいりました。

翻って本県農業を省みますと、集落営農は全国トップクラスを走っておりますし、飼料用米等に係る自給の取組みに関しても、今や我が国を動かすような位置づけになっております。

稲作、果樹、園芸、畜産、どれをとっても本県が日本の農業をリードしてきましたし、またこれからもリードしていける力があります。この力を維持していかなければなりません。

そのためには、人、物、土地、それぞれがもてる力を100%発揮することが、とても重要になってまいります。

農業は、一次産業と言われますが、本県農業はこれに続く二次産業、三次産業のあらゆる分野に幅広くつながっています。この「つながり力」が山形の値打ちであります。農業が我が国において基幹産業として位置づけられていることに山形の良さがあります。

こうした意味でも、本日、ここに多くの方々がお集まりになり、このような集会が開催されますことは、生産者と消費者が連携して、食・農そしてくらしを守る県民運動を展開することは、誠に意義深いものと考えております。

私も、皆様の声をしっかりと受け止め、現在の困難を乗り越えながら、生産者は、将来を展望でき、やる気を出して、農業のますますの発展が実現できるように、そして消費者は、食に対する安心・安全を取り戻して、安心して暮らせるように、皆様とご一緒になって情熱を傾け、一生懸命取り組んでまいる所存でございます。

皆さん、ご一緒にがんばりましょう。



 

この記事に対するお問い合わせ

ナビゲーション

更新情報

  • 20年8月22日掲載