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山形県弁護士協同組合創立10周年記念式典 知事祝辞

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山形県弁護士協同組合創立10周年記念式典 知事祝辞

  • 平成19年11月16日

山形県弁護士協同組合が創立10周年を迎えますことに心よりお祝い申し上げます。

10年前と比べてみますと、今ほどコンプライアンスを求められてはいなかったのではないでしょうか。そもそもコンプライアンスという言葉がなかったのではないでしょうか。フランス語には「肩が凝る」という表現がありません。とあるフランス人が日本に来て「肩が凝る」という表現を知ったそうです。それからです。肩が凝りはじめたのは。このような話を聞いたことがありますが、そもそも概念がなかったといえばコンプライアンスもそうで、コンプライアンスを敢えて日本語に訳せば「法令遵守」ということになるんでしょうが、日本語でいう「法令遵守」では狭義の内容となってしまいます。コンプライアンスが叫ばれている、このような中で、皆様の活動はますます重要なものとなっております。

また、日ごろより、県の行政委員会や各種審議会の委員を快くお引き受けいただき、また、様々な法律相談や内部告発の窓口設置など、多方面にわたり県の行政運営にお世話になっており、この場をお借りしまして感謝申し上げます。

弁護士の先生との係わりですが、私が日銀に勤めていた頃、破綻処理を担当していたことがありましたが、その頃、一緒に仕事を担当しました。弁護士の活動の中では、限られた分野だったと思いますが、当時、経営陣の責任追及が行われていましたが、日債銀からあおぞら銀行への移行にあたって瑕疵担保条項があり、渉外担当の弁護士の先生と一緒に戦ったことがありました。その時の弁護士の先生の柔らかい発想には感服いたしました。先ほど、菊川先生から、さくらんぼとラフランスの話がありましたが、これも柔らかい発想から生まれた取り組みだろうと存じます。

協同組合の事業の中にもさくらんぼに関するものがありましたが、私自身も、「山形のさくらんぼをよろしく。」と、毎年、大田市場などでPRをしており、今年もやってきました。お隣には、宮崎の完熟マンゴーが並んでいたりしました。そこで「みなさん、マンゴーもいいけど、山形のさくらんぼもよろしく。マンゴーとさくらんぼの詰合せセットなどはいかがですか」と卸売市場でそれを訴えました。「その心は上杉鷹山公である。上杉鷹山公は、宮崎県は高鍋藩の出身で、山形米沢藩に来て藩政改革をやり、『為せば成る、為さねば成らぬ何事も』と名言を残した人である。」と申し上げました。朝の6時でした。

午後1時過ぎに東京ミッドタウンの「サン・フルーツ」というところに行きました。大変高級なフルーツ店であります。実は、それがもう既に商品化されていました。『マンゴー2個とさくらんぼの詰合せセット3万6千円』『マンゴー4個とさくらんぼの詰合せセット5万3千円』ということでございました。サン・フルーツの店長さんに、「こんなに高いのは売れないでしょう。いくら贈答品だって売れないでしょう。」と申し上げたところ、「知事、この辺のお客様は、自家消費のために、自分のためにお買い求めになって行きます。」ということでございました。これが格差だなぁと思いました。また、「知恵を出せば物事は前に進むのだなあ」と改めて思いました。

今日は宮崎の方もいらっしゃっていると伺っております。これからの展開はその柔らかい発想で全国とのコラボレーション。これが更なる発展につながるのではないでしょうか。

山形県弁護士協同組合の、ますますのご発展をお祈りし祝辞とします。



 

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  • 平成19年11月20日掲載