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文化芸術懇談会

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文化芸術懇談会 知事あいさつ

  • 平成19年10月23日

今日は青木文化庁長官をお招きいたしまして、そして、この文化芸術懇談会を山形県で開催できますことを県民を代表して感謝を申し上げ、また、喜ばしく思う次第であります。

今日これから皆様とご一緒に意見を交換しながらパネルディスカッション等もやってまいりたいと思っています。とかく様々な経済合理主義で物事がはかられるような時代になってまいったからこそ、今まさにこうした芸術文化の分野が改めて大切になる、そしてまた、見直される時代になってきたのではないのかなと思っています。

我々はこれから、いろんな事をやっていく時に、将来の事を思ってやっていくという事も今を生きる我々にとってもとても重要な課題になってきます。そうした時に私は「つくる」から「のこす」概念に大きく発想の転換をしなければならないのではないかと思っています。

なぜならば今、我々の物事の価値観などに基づいて百年後を想像しながら物事を創り上げるというのは、我々を百年前に置き換えた時にそう思えるように、今の我々の価値観であるとか、そして、例えば移動手段であるとか、そうしたものが想像し得なかったと同じように、百年後にもおそらく難しいというように思います。

そうした時に我々は何を考えなければならないか。正しいのはこれまで100年、200年、300年と脈々と受け継がれてきたものというものが、これからも少なくともその同じ期間やそれ以上に、残していかなければ我々の責務というのは果たせないのではないか。したがって、私どもはあえて我々の価値観に基づいて、また、将来を想像しながら創り上げることよりも、これまで伝えられてきたものをしっかりと残して、次の世代に伝えていくという事が、私どものとても重要な責務ではないかと思っています。

そういう意味でもこの伝統である、文化である、そして芸術であるというものはまさに残していくものに値するもの、当然そのままの形で残しておくべきものもあれば、修正を加えて残していくべきものもあると思います。我々は、そうした大きな発想の転換をもって、この21世紀を形どっていかなければいけないのではないかと改めて思います。

そういう意味でも今日は、この文化芸術懇談会を通じて、そうした思いを共有していただき、そして我が山形県が今取り組まんとしている、最上川を中心とした、世界文化遺産への登録というのも、県民運動としてもさらに盛り上がっていくのではないのかと、改めて思う次第でございます。

是非、皆さん、この一時をそうした共有の時間として、お楽しみいただければと思っています。どうぞ短い時間ではございますが、よろしくお願いします。ありがとうございました。



 

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  • 平成19年10月30日掲載