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山形県中小企業団体中央会・組合理事長会議 知事あいさつ

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山形県中小企業団体中央会・平成19年度組合理事長会議 知事あいさつ

  • 平成19年11月19日

皆さん、こんにちは。今日は各組合の方々がそれぞれ県内各地よりお集まりいただきまして、私からも重ねて御礼申しあげます。皆様とは共通の問題意識をこうした場で議論して、またその悩み、課題を共有し解決に向かうというのがとても大切なことだと思います。年に一度の会合ではございますけれども、実り多き会合でありますように心からお祈り申しあげます。

今しがた、ちょうど東京の株式市場が終わりまして、15,054円ということで、終値では年初来の最安値を更新したようでございます。いろいろな市場の思惑などがあろうかと思いますけれども、やっぱり今我々が予想している以上に、世界を震撼させているサブプライム問題というのは相当大きい影響を色濃く残しているというように受け止めたほうがいいのではないかなというように思います。我が国の経済自体は、ファンダメンタルズは決して大きな底割れをするような状況にはないというように認識しております。

現在でもデフレ、デフレとこう言っておりますが、デフレというのはどういう現象かというと、マクロで見た場合の需要が供給を上回っているということと、そうした中で価格が下落を続ける、この2つの状況を指してデフレだというように定義されているわけです。

まず最初の条件ですが、明らかに世の中全体の売上高経常利益率などを見ると、需要が供給を上回っているというような状況に変わり、供給が需要を上回っているという状況は解消されています。しかし、物価が引き続き下がっているということはどういうことなのかということをやっぱり我々としてもよく考えておく必要があると思います。この物価が下がっているといったときのこの物価というのは一般消費者物価をどうも我々はよく見ているので、それが念頭に置かれている場合が多ございます。しかし、よくよくこの物価動向を見てみますと、企業物価、卸売物価と一般消費者物価というように分かれます。実はこの企業物価のほうは、御案内のとおり、原材料品市況の世界的な高騰を受けまして、これは上がっているわけです。

石油も投機的な動きがあるとはいえ、1バレル100ドルを伺うような地合になっています。穀物・飼料の原料品市況についても、いろいろなバイオの需要があったりしますから、これもまた上がり続けているということで、企業物価は上がっています。しかし、にもかかわらず一般消費者物価は下がり続けているというのはどうか。これはもはや需要と供給だけの実体経済では説明できない。

むしろ、我が国においては価格革命が起きている。価格革命というのは何かというと、やはり労働コストなどが低い海外からの製品価格というのがやっぱり国内にも影響を及ぼし、様々な価格がそれを見ながら原材料品市況の高騰をそのまま一般消費者物価に反映することができないような状況になっているだろう。まあ、こういうように読めるわけであります。従って、今までのデフレからの脱却というようなそういう経済構造ではないというのが今我が国を取り巻く経済分析であろうというように思います。

これは、我が山形県においても決して埒外ではありません。まあよく景気動向は、いいときはなかなか早く山形には訪れず、悪いときだけ早く訪れますみたいなことを、一般論として、認識としてそう言っているわけですが、いまはそうした景気動向というよりもむしろそうした国際価格から来るところの価格革命というのが必ず起きているわけで、これは山形県の経済もらち外ではないということをやっぱり念頭に置く必要があると思います。

そこで、我々の戦略としては、やっぱり小さいながらもきらりと光るいいものをつくりあげて、これはさすがに一般消費者物価と異なり、これはきらりと光るものとして評価される。やっぱり山形県としてはそこを目指していくべきなのではないのかなと思います。ものづくり力や資源は、山形県は大変豊富でございますが、食文化や食産業についても、また最近広がりを見せている、東北全体に広がりを見せている自動車産業もそうですけれども、やっぱりこれは皆の力で支えていく。しかし、その中できらりと光る小さな大企業が発展できるような素地にしていくということが、我が山形県経済にとても大切なのではないのかなと思います。

ちょっと話は長くなりましたが、そうした意味でも皆様から今日はいろいろな意見を聞いて、これからの山形県政にも、そしてまたそれぞれの組合の方々のそれぞれの分野でも改めて参考にしていただき、力を発揮していただければと思います。どうぞよろしくお願いします。ありがとうございました。



 

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