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第6回全国藩校サミットin鶴岡

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第6回全国藩校サミットin鶴岡 知事あいさつ

  • 平成19年6月23日

本日は、第6回全国藩校サミットin鶴岡の開催、誠におめでとうございます。

今回のサミットには、38校、そして藩校の直系当主17名の方々がご参集いただいており、これまでで最も大きな規模での開催と伺っております。遠路はるばる、山形、庄内、鶴岡の地に足をお運びいただきまして、県民を代表して、心から歓迎申しあげたく存じます。

この藩校サミットの意義でございますが、もちろん、藩学の精神に学ぶということがございます。そして、今回、この山形県庄内地方鶴岡市で開催された、この意義は私なりに考えますと、3つばかりあるのではないかなと思います。

まず1つは、もちろん、ここに致道館というたいへん由緒ある1805年にできたその藩校があるということでございます。今回のこの取り運びにあたっても、その第18代当主であられる酒井実行委員長が並々ならぬご努力をされた、そしてそれが今日まで結びついた、このように理解しております。

そして2つ目は、この庄内地方であるということです。この庄内地方は公益のふるさとと呼ばれています。例えば、本間光丘。古来より砂防林としてのクロマツ林を延々と植え続けてきた、その姿。例えばこういうようなものに代表されるように、自らがまさに進んで地域を守り、育て、そして人びとの絆を持ち続けてきた、そういう地域であります。そうした公益のふるさとたる庄内地方を代表するという意味で、わが山形県でも東北公益文科大学という大学があるところでございます。「公益とは何か?」というのは、たいへん古くて新しい、新しくて古い問題ではございますが、私どもも、この公益の精神に学ぶべく、日夜、努力している次第でございます。

最後に3つ目は、山形県で開催されることの意義でございます。私どもは今、未来に広がるやまがたを目指して、子ども夢未来宣言という名のもとに、やまがた発展のため、未来に広がるやまがたのために一生懸命努力しているところでございます。明日の山形の担い手、そしてまた、明日のわが国の担い手たる子どもたちを、最近、様々な事件や耳や目を覆いたくなるような色々なニュースが飛び込んでくるなかで、やはりそうした担い手として将来にわたって育てていくということがいかに重要であるか、質実剛健、この致道館で徂徠学から学んだ質実剛健という精神が鶴岡だけでなく、庄内だけでなく、ここ山形全域に、そしてわが国全体にも広がっていく、その情報発信の場としてこの地があるんだと改めて思う次第でございます。

以上のような観点から、今日の藩校サミットin鶴岡は非常に意義深いものと感じております。

もとより、今、地方分権社会の構築が叫ばれております。かつて江戸時代は、むしろ、そうした分権が徹底していた。こうした藩校も全国で260を超える数があったと伺っています。それぞれが、そうした分権がいわば徹底されていたからこそ、わが国のそれぞれの地域でさまざまな文化・風土が育まれてまいりました。明治以降、中央集権がきわめて著しくなり、そして今日にいたって改めて、分権型社会、ニアイズベター、顔の見える基礎的自治体が行政をおこなうべきである、そういう考え方に変わってきている。いわば、新しいルネッサンスというふうにでも位置づけられるような昨今でございます。そうした地方分権型社会というものを確立するためにも、その根幹となった藩校それぞれの地方での特異な文化・風土、これを改めて学ぼうという今回の藩校サミットの意義もまた大きかろうと思います。

ところで、この鶴岡地域、庄内地域は、たいへん、食の宝庫でもございます。「ご馳走」という言葉があります。「ご馳走」というのは「馳せる」「走る」と書きます。したがって、海で海の幸、山で山の幸ではなく、山で海の幸、そして海で山の幸を食べる。これが、「ご馳走」という名の由来でもある、と解釈する人もいます。そういう意味でこの鶴岡、庄内地方は、ご馳走の名に値するべく、たいへん山が近い、鳥海山に代表される山が近い、そして海も近い、まさに食の宝庫であります。

ぜひ、この機会に庄内での食の文化というのも大いに楽しんでいただいて、皆様の今回のサミットがたいへん有意義なものになりますように心から祈念申しあげ、そしてまた今日、参会の皆様のお一人お一人のご健勝も併せてご祈念申しあげて、ご挨拶に代えさせていただきます。



 

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