山形ふるさと塾推進協議会 知事あいさつ
山形ふるさと塾推進協議会 知事あいさつ
- 平成19年7月6日
このふるさと塾は、平成17年10月20日に推進協議会を開いてスタートをきり、1年半ほどたちました。この取組みには、山形のよき伝統を次世代の山形の子ども達に伝えていきたいという切なる思いがあり、やまがた改革の基本理念である子ども夢未来指向にも位置づけております。改革というとどうも削減されるとイメージを受けがちですが、そうではなくて、修正を加えながら伝えていく、残していくということも改革の中には含まれていると考えております。
私は、最近いろいろなところで、「つくる」という概念から「のこす」という概念に皆さん転換しようではありませんか、ということを申し上げています。こう申し上げるに至った背景としては、インディアンの長老の話によります。インディアンの長老というのは、その部族にとって重要な決断がある場合、七世代向こうのことを考えながら判断するのだそうです。一世代30年として約200年位先のことを考えているということです。200年前、江戸時代に今の社会は想像することが到底できないわけでして、長老の考えとは、これまで続いてきた部族の反映を200年後も願って、先を考えて決断するということだと思います。そう考えますと、何かを作り上げるという考えではなくて、これからも続いていくということで残していくという概念になるのではないか、もちろん、修正を加えながら残していくという考えに至るのだと思います。
そういう点からも、山形のよさ、伝統、芸能を残していかなければならないと思っております。その推進母体としてこの山形ふるさと塾が全県的に展開されるようにしていくのは、「つくる」から「のこす」という概念のもっとも重要な推進のための仕組みであり仕掛けだと思っております。ですから、山形ふるさと塾の位置づけがこれからますます重要になってくるのではないかと考えております。
平成16年の調査で「伝統芸能・行事が山形でよく伝承されていると思うか」という問いに対して、そう思うと答えている人が6割います。この結果から山形では、こういう伝承がきちんと行われていることがわかります。それから、「歴史や地域性に根ざした様々な文化が残されていると思うか」という問いに対して、これも53%がそう思うという回答しております。まだまだ山形県には、こうした伝統文化というのが伝えられていると県民の意識からも分かります。多くの県民がこうした意識を持っていればこそ、山形ふるさと塾がよりステップアップして全県に広がるものであってほしいと思っております。各地域ではいろいろな取り組みがございます。昨年度も各総合支庁でトライアル塾ということも催していただきました。こうしたことが全県で行われるようになっていけば、いろいろな取り組みがふるさと塾を介し、伝承を伝える側、それを受け取って伝えられる側のコミュニケーションが、この場を通じて広がっていけばいいなと思っています。
是非、今日皆様方の御意見をお聞きしながら、これからにつなげていきたいと思っています。
この記事に対するお問い合わせ
- 担当課:教育やまがた振興課
- 担当:生涯学習担当
- TEL/FAX:023-630-3126
- E-Mail:表示するにはJavaScriptを有効にしてください