全国自治体病院開設者協議会 会長就任あいさつ
全国自治体病院開設者協議会 会長就任あいさつ
- 平成19年5月17日
皆様方のご推薦によりまして新会長に選任いただきました山形県知事齋藤弘でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
さて、自治体病院は地域における基幹的・中核的役割を担い、高度・救急医療など地域住民、あるいは県民にとってなくてはならない病院となっておりますが、近年の診療報酬のマイナス改定や自治体の財政状況の悪化などの影響により、厳しい経営状況が続いているのはご案内のとおりであります。
山形県では、5つの県立病院を含め、あわせて25の自治体病院が設置・運営されており、一般病床数の約5割を占めるなど自治体病院の果たしている役割は大変大きいものがございます。
山形県では、将来にわたり県民に安心・信頼・高度な医療を提供していくため、本年度を初年度とする新たな病院事業中期経営計画を策定し平成21年度には収支の黒字化を目指すこととしております。また、医療資源の効果的・効率的な活用を図るため、県立日本海病院と酒田市立酒田病院の統合再編を進めているところでございます。
病院経営を取り巻く環境は、急速な少子高齢化の進展、疾病構造の変化、医療技術の高度化・専門化、医療ニーズの多様化、そして昨年来の医療制度改革など大きく変化してきております。さらに、地方においては、自治体病院を中心に、一層医師確保が困難となっており、医療機関によっては、診療科の廃止、分娩取り扱いの中止、救急医療の返上など、“地域医療の崩壊”の危機に直面しております。
こうした状況に迅速かつ適切な対応策を講じていかなければなりません。併せて、経営基盤の強化、そして地域住民に対する医療サービスの向上を図ることが重要であります。
私は、この開設者協議会の幾多の諸先輩方が築いてこられました立派な基盤のもとに、関係各位のご指導とご協力を得ながら、力を尽くしてその責任を果たしてまいりたいと考えているところであります。
皆様方の一層のご鞭撻をお願い申し上げまして、会長就任のご挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。