高速道路三同盟会建設促進合同大会 知事あいさつ
東北中央自動車道・日本海沿岸東北自動車道・東北横断自動車道酒田線建設促進合同大会 知事あいさつ
- 平成19年6月1日
本日は東北中央道、東北横断道酒田線そして日沿道、この三路線の建設促進合同大会に多数の皆様の集まりをいただきまして、誠にありがとうございます。
そしてまた今日は国会議員の先生はじめ、国土交通省、そしてまた東日本高速道路株式会社の皆様はじめ、関係者の皆様にも多数お集り頂きました。重ねて御礼申し上げたく思います。
さて、今年の合同大会ですが、大変特別な意味合いを持っているという風に思っております。大変スペシャルな年であるということであります。なぜそんなに特別か、スペシャルか、三つ理由がございます。
まず一つは、今、東北地域がこれほど広域化、連携を強めている時はございません。つい先日でございますが、東北全体で自動車関連産業を一大集積地にしようということで連絡協議会が昨年の岩手、宮城、山形に加えて、今年から新たに青森、秋田そして福島が加わることになりました。現在、輸送用機器出荷量は1.1兆円程度ございますが、これを5年間で2兆円にしようということであります。これだけ東北地区が連携して産業を振興させようという動きはこれまでにない動きであります。そしてご案内のとおり、特にこうした自動車産業においては、Just in time、時間が正確であるということが、極めて強く求められています。時間はビジネスであります。そしてこれを支えることこそがまさに輸送、高速交通ネットワークそのものであります。
さらに申せば、観光連携という意味でも、東北地区は大変大きな動きを今年度から始めております。東北観光推進機構というのがこのほど設立される運びになっています。もうまもなくでございます。これは、東北6県に加えて、新潟県もここに参画いたしております。ご案内のとおり、観光において乃至は自然体系においては県境というのはありません。JTBの船山会長の言葉を借りれば、遠くから来ていただいている観光客であればこそ、その観光地において広域的な行動をとるということであります。思い起こせば、私共が例えばヨーロッパに行くという時には、ローマをまわりロンドンをまわりパリをまわりというような、大変広域的な動きをするということを思い浮かべれば、その逆、日本に来ていただける海外からのお客様もそういうことであるということがすぐお分かりいただけると思います。そう考えていきますと、この地域の連携というのは、単に誘客だけというのではなくて、やはり実際にお客様がいらしていただけた時に広域的に動けるよう、それを支えることこそが、この高速交通ネットワークであります。そういう意味で一つは東北の産業、観光という意味での産業、この二つの意味での広域化にまさに今、第一歩を踏み出した、そういう意味で今年はスペシャルな年であります。それを支えるのが高速交通ネットワークでございます。
第二番目であります。安心安全。もちろんこれまでもこれは強調されてもされすぎることはありません。しかし、たとえば昨日の仙台での集中豪雨のような夕方の雨。東京でもそうでした。まだ皆さん、5月が終わったばかりです。7月8月の夏場ではござません。しかし、本当に気候の変化というものを、これだけのスコールのような雨をもたらすことを思うと、我々の住んでいる世界もだいぶ変わったなあと思わざるを得ない訳であります。
それだけに災害に対する備えというのは普段から行っていかなくてはなりません。その時の災害時の輸送手段を確保するためにも、この高速道路というのはまさに必要不可欠であります。そして医療関係の重要性というのも、今、声高に言われております。全国でのお医者さんというのは遍在しているというだけではなくて絶対数も不足している。それだけに救急医療の体制というのはきっちりと進めていかなくてはいけないと我々は認識する必要があります。そしてこの救急医療を支えることにも、道路というのが大変重要になってくる訳であります。そういう意味で道路の汎用性の高さ、常時性ということ、これら二つを兼ね備えての基盤整備でございますので、今、まさにその必要性が叫ばれているゆえんであります。
そして三つ目であります。国では真に必要な道路ということで中期計画をこのたび作ることにあいなっております。その中に何としてでも我々が対象としている三路線の整備をしっかりと盛り込んでいただく必要がございます。なぜか。供用率、この三路線は41%という大変低い率であります。今、1番目、2番目、なぜ今スペシャルかと申し上げたことを支えるのに皆さん、41%で充分であるとお思いになる方はいらっしゃいますか。まさにここにいらっしゃる方でそう思っておられる方は一人もいらっしゃらないと思います。ぜひとも、この中期計画に我々の対象とする3路線をしっかりと盛り込んでいただき、我々がこれから東北全体、新潟も含めた東北全体が発展していく鍵を握る、この41%という高速交通網の整備ということをしっかりと推進していくことこそが、我々の地域の発展につながるものだということを、我々はもっと認識する必要があるのではないかと思います。
そういう意味で皆様から今日のこの大会で大いにご意見を頂戴し、そしてまたその熱意を国に対しても伝えていくことによって、是非とも我々の願いを実現できるように、共に頑張りましょう。よろしくどうぞお願い申し上げます。ありがとうございました。