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第25回耳の日記念集会 知事祝辞

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第25回耳の日記念集会 知事祝辞

  • 平成20年3月2日

[ おはようございます。山形県知事 齋藤です。 (手話で表現しました。)]

ここまでしか、手話できませんで大変申し訳ございません。

今日は、第25回の耳の日記念式典、誠におめでとうございます。

25年ということは、ちょうど四半世紀、一世紀の4分の1が経たということでございます。こうした大会を長年続けてこられた関係者の皆様のご努力に心より敬意を表したいと思います。

私どもは山形県で、できるだけみんなの力でがんばれるような、そんな地域にしたいと思います。山形県は、引き続きみんなで助け合い、分かち合い、はぐくみあう絆がまだ残っている地域です。

今、世の中は、ずいぶん殺伐としたいやなこともたくさん出てきており、不満や不安ということもたくさん出て参りました。しかし、我々は、そういう課題を一つ一つ解決することによって、皆様の不安を解消していく、払拭していくことが大切だと思っています。

 特にこれからは、世の中の人口が減ってまいります。日本全国でも一昨年から人口が減少に転じました。我が山形県も、足元では120万人を割り込んでいます。こうした人が減るという世の中は、これからの生産活動や、みんなが暮らしていくサービスを提供する点において、大変具合の悪いことであります。世の中がしょんぼりとしてしまうようになってしまうのではないかと、私だけでなく、おそらく皆様も大変心配なのではないかと思います。

そこで、我々が考えなければならないのが、みんなの力で、この地域を守り育てていくのだということです。それは、男性であるか、女性であるか、またお年寄りであるか若者であるか、そしてまた都会に住んでいるのか地方に住んでいるのか、などといった区別無く、みんなで力をあわせていく必要があると思っています。そのときに、健常者であるか、障がいを持っている方であるかということも大きな違いになりますが、そうした違いを乗り越えて、みんながひとりひとり持っている力を発揮できるような社会にすることが必要であります。

今日は、聴覚に障がいをお持ちの方がお集まりであり、この耳の日を記念して、こうして皆様で集って、様々な悩みをみんなで分かち合うということは、とても大切なことだと思います。

私も、実は昨年来から小野会長、山口副会長の皆様とともに、昼食をともにしながら、そしてまた様々な会合の場面で、意見の交換をさせていただいてまいりました。先ほど会長のお言葉にもありましたように、聴覚障がい者向けのセンターを作りたいというご要望も強くあったということを受け止めております。

しかし、そのセンターを作るには財政的な手当ても要りますし、また時間もかかるということですので、昨年話を承って、それでは直ちにやれることは何だろうと思いました。そこで、山形市小白川にございます県の施設の一部を皆様に使っていただこうと決断をいたしました。

そして、この平成20年度から、その施設に聴覚障がい者に対する専門の相談窓口を設けることといたしました。そこには、手話通訳もいますし、TV電話での通訳といったサービスも提供できるようにして、そうしたところに皆様がお悩みのこととか、意見を聞いて頂きたいことがあったらぜひ、躊躇せずにお出かけになって、そうしたところから、私どもへの、私への声も聞こえてくるのではないかと思います。 

それから、もうひとつ行おうとしているのは、今日もこうした、パソコンであるとかOHPなどの機材が必要になる場合があるわけですが、こうした機材もセンターに常に備えることによって、皆様に無料でお貸し出しするといったこともやろうと思っています。 

今申し上げたことは、大変小さなことでございますけども、何事も小さなことでも一歩からはじめないといけないと私は思っています。

もうひとつ重要なことは、先ほど、小野会長からもありましたが、災害が起きたときに、皆様をどうやって安心して安全でお守りすることができるかということです。

災害が起きたときは、聴覚障がいや視覚障がいを持ってなくても、情報というのは極めて少なくなるということでござますので、特に障がいを持っている方は、なおさら情報が少なくなるということであります。そうならないように、できるだけ皆様と一対一の関係を作っていくということが、こうした災害を乗り切る為の、基本的な対応策ではないかと考えております。 

こうしたこともあわせて、これからわれわれとしても一生懸命取り組んで参りたいと思います。

21世紀は、皆様にとって、そしてまた誰にとっても、みんなが元気で生き生きと、そして皆様の持っておられる能力をひとりひとりが社会で生かせるような社会に、皆様とそしてまた私どもとご一緒に力を尽くして参りたいと思っております。これからも、皆様のご意見をひとつひとつ汲み取りながら、我々も一生懸命がんばって参りますので、ぜひよろしくご理解をお願い申し上げたいと思います。

今日の耳の日の記念式典にあたりまして、一言お祝いと一緒にやりましょうという気持ちを皆様にお伝えいたしたく、私のご挨拶にかえさせていただきます。今日はお招きいただきありがとうございました。



 

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  • 平成20年3月12日掲載