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山形県社会福祉審議会

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山形県社会福祉審議会 知事あいさつ

  • 平成19年8月31日

本日は、お忙しいところお集まりいただきまして、誠にありがとうございます。

そしてまた、日ごろから、社会福祉行政について、ご理解、そしてご支援、ご協力賜りまして誠にありがとうございます。

このたび、委員の皆様の一斉の改選、更改期をむかえまして、新たに皆様からここ3年間、この委員会のメンバーとして、大変ご多忙の中恐縮でございますが、皆様の知見をぜひ分け与えていただければと思っております。どうぞよろしくお願い申し上げたく存じます。

さて、この社会福祉審議会の会合にあたって改めてということで申し上げさせていただきますと、少子高齢化が進んでいるというお話が、どこに行っても出てまいります。しかし、この問題の本質というのは、やはり人が少なくなってくることに対して、「どのように我々は活力ある社会を維持していけるのか」ということであると思っております。

人が少なくなってくるということは生産活動にも大きな影響を及ぼしますし、もちろん我々がこれから生きていくうえにあたって、むしろ数の相対的に少ない若い者が、相対的に数の多い年老いた者を支えていくというような社会で、当然年金問題というのは単に今議論されているような中に浮いたということだけではなくて、本質的な財源問題はどうなるのか、どういう制度設計をすれば一番よいのか、負担の問題もあわせて議論しなければいけない。生産活動も労働の担い手というのは、当然これは人口減少に伴って減っていく、であればなおさら技術進歩も必要となるし、そうでなければ海外からの投資も誘発しなければいけないなどなど、色々な政策が求められてまいります。一言でこれを表せば、私は「全員野球をやらなければいけない世の中なんだ」というふうに思っております。

これは単に人口が減っていく、国の活力が小さな意味での均衡を目指すということではなくて、やはり我々も次の世代の子どもたちにも、我々が享受してきた様々なサービスや環境を、間違いなくバトンタッチしていくための方策であろうと思っております。男性も女性も、老いたる者も若き者も、そしてまた健康な者も障がいを持っている者も、皆で力をあわせて全員野球で支えていかなければいけない世の中になってきているのが本質ではないかと思っております。

特に今日、この社会福祉審議会で皆様からご議論いただくテーマというのは、それぞれ1つ1つが今申し上げたような枠組みの中で、とても重要なことでございます。

私ども県といたしましても、これまで小さなことではありますが、例えば「障がい者」の障がいの「がい」の字をひらがなにして、できるだけ社会の皆様からご理解をいただくという努力もやってまいりました。条例のレベルでこれを定めるというのは、全国ではいまだ山形県唯一でございます。そしてまた、障がい者の駐車場において、パーキングパーミットという窓ガラスのバックミラーの所に下げるものがなければ、そこには駐車できないというような制度、これもまた佐賀県と山形県、西からと東からと全国に広げられるような運動をしていく。やはり、やさしい社会にならなければ全員野球もなかなか追いつかない。

そしてまた男性と女性という意味でも、ある意味では大変小さな取組みになりますが、山形県の職員採用対象を30歳未満から40歳未満に引き上げた、10歳引き上げた。結果として、例えば、民間の景気が上向いてきていますので、国家公務員は10数%、応募人数が減ったところ、山形県は10歳引き上げたことで逆に国家公務員の募集状況とは異なって、プラス1割以上という状況になっている。これは本来であれば、採用年齢の撤廃ということを考えてよかったんですが、とりあえず子育てが一段落した女性の方も手を上げて正職員になれる、また、キャリアを10年間積んだ方でも、1度行政の場で実力を発揮したい方でも手を上げることができる、というような仕組みづくりを県が率先してやって、男性、女性区別なく、いきいきとした力を持っている人が活躍できるような場を創っていこう、ということでございます。それぞれは世の中が劇的に変わることではないですが、しかし一定の考え方を示し、そうした積み上げを持って、いろいろな方々にやさしい、一人ひとりの力が発揮できる社会になっていければいいな、と思っています。

ぜひ、今日お集まりいただいた委員の皆様からも、そうした視点で、1人1人の力を発揮できる、そうした社会がつくられることを基本にすえて、これからの人口減少社会を乗り切れるいい山形県にしていけるように、皆様の力、知見をお借りしたいと存じますので、どうかよろしくお願い申し上げます。



 

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