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第46回山形県私学大会

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第46回山形県私学大会 知事祝辞

  • 平成19年9月30日

第46回山形県私学大会の開催、誠におめでとうございます。

教育は国家の礎であります。従って、教育は国家百年の計に立って取り組まなければなりません。私学においても、幼稚園の場合ですと9割、高校の場合ですとその生徒の3割が通っているという現実があります。こう考えていきますと、まさに私学も公教育の一旦を担っていると言わなければなりません。様々な皆様の願いがあるのも承知いたしております。今年度、私どもはそうした願いを最大限受け止めるべく、大きくは三つの考え方で対処したところであります。

その一つは、学校に対する一般補助費の補助率の引き上げを行いました。併せて、運営費の対象の見直しも行ったところであります。更にもう一つは、授業料の軽減負担。当然、私学に学ばれるご父兄の方々へのアンケートをとってみますと、やはりどうしても経済的負担が重くのし掛かっているという結果がでております。こうしたことに鑑みて、その所得制限を引き下げる、緩和するという措置をとったところであります。更に三つ目は、生活保護世帯、交通遺児世帯などに対する支援を一段と手厚くしたところであります。このようなことで、全体として、是非皆様にも御理解頂きたく、私どもも大変厳しい財政状況の折りながら、一生懸命皆様の願いを受けとめんとしているところであります。是非、御理解を賜ればと思っております。

さて、我が山形県が展開する教育について、三つばかりメッセージを述べさせて頂きたいと思います。

まず一つは、今日は生徒の諸君も多数お出でであります。それぞれの分野で皆様が先生も生徒の諸君も「心を通わせる」ということを一緒になってやっていきたいと思っています。「心を通わせる」とはどういうことなのか。学校現場において、先生方も大変忙しい。生徒諸君も勉学に、様々なクラブ活動、スポーツ活動に忙しい。こう考えるとみんなが互いに「心を通わせる」時間がなくなってきた。家庭においても然りであります。地域コミュニティの中でも然りであります。従って何とか、みんな一人一人の先生も生徒も、ご家族の方も、地域コミュニティの方々も、どうやってお互いの心を通わせることができるのか。ということを我々としても真剣に考え、実践して参りたいと思っています。

二つ目ですが、「いじめの問題」があります。これは、我が県でも残念ながら場違いではありません。様々ないじめ対策があります。その中の一つに是非スポーツを愛する皆さんがこのいじめ対策に活躍できないかと考えています。スポーツを愛する者の最大の残念なことは卑怯者と呼ばれることであります。スポーツはフェア精神に則り、正々堂々と行う旨であるべきもののところ、スポーツ選手が卑怯者と呼ばれることは最大の屈辱であります。いじめは卑怯者が行うものであります。従って、スポーツを愛する者諸君がいじめを見たら、「おい、やめろよ」という言葉を真っ先に発してもらい、そして、また、なかなかそう発せられない、仲間に入れられていない生徒を見かけたら、「一緒にご飯を食べよう」と、せめて声をかけてあげる。こうしたことが、スポーツを愛する者が率先してできるものではないかと、様々ないじめ対策の中で、一つこれは実践していきたいし、実践していって頂きたいと思います。

三つ目のメッセージは「食育」であります。「食育」というと、何か聞き慣れないと思われる方も少なからずいらっしゃるかもしれません。しかし、食べるということは人間共通のものであります。この食を通じて様々なことを学びうると考えています。先ほどの心を通わすことも、この食を通じて行うことができます。我が山形県は、食材がまさに多用であり多種であり、大変豊富な地域であります。この食の豊富な山形県ができることこそ、この食育ではないかと思っています。家族で食卓を囲めば、そこには愛情が育まれます。友達同士で食卓を囲めば、そこには友情が芽生えます。そしてまた、地域のみんなで食卓を囲めばそこには絆が生まれます。万民共通の食を通じて、我々は命の大切さを学び取ることもできます。いただきます。ごちそうさま。生徒諸君しっかり言ってますか。勿論、作ってくださった方々への感謝の気持ちもありますが、命から命をいただくという意味合いも十分あるのだと思います。チキン照り焼きはパックに入ったまま、すぐさまできるものではありません。鳥を絞めるということから始まり、ようやく食卓に上るのであります。そうした現場を知ることも、とても大切なのではないかと思っています。

山形県らしい教育の展開をする、まさにこれが国家百年の計に立った、国家の礎となるべく、我々としても教育日本一の山形県を目指して、皆様とともに一緒に取り組んで参りたいと思います。

この私学大会の開催に当たりまして、関係者の皆様の大変なご努力があったことに対しまして、感謝申しあげます。そして、本日受賞なされました千葉様、そして本間様、それぞれの皆様がこれから益々ご発展いただけますように、そして、ご来場頂きました皆様の一人一人のご発展、ご健勝をも併せてご祈念申しあげまして、お祝いのあいさつとさせていただきます。



 

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  • 平成19年10月2日掲載