ホーム > 知事室 > 知事記者会見 > 一覧 > 2015 > 平成27年12月28日(月) 10:00~10:46

平成27年12月28日(月) 10:00~10:46

 

知事室タイトル

知事記者会見

平成27年12月28日(月) 午前10時00分~10時46分

出席者知事、総務部長、秘書広報課長、広報室長  

 

 内容

広報室長開会の後、知事から2項目の発表事項があった。

その後、代表・フリー質問があり、知事が答えて閉会した。

  発表事項

  1. 「山形県就職情報サイト」の開設について
  2. 平成27年を振り返って

    代表・フリー質問

  1. 国勢調査の人口速報集計結果と今後の対策について
  2. 今年、一番印象に残っている出来事について
  3. 今後の蔵王の観光誘客について
  4. モンテディオ山形について
  5. 平成28年度当初予算案の方針について
  6. 今年を表す漢字について
  7. 次の県知事選挙について
 関連資料
動画版動画版を見る

会見内容

知事
 皆さん、おはようございます。今年最後の記者会見となりました。まず、雪のシーズンとなりました。本格的な雪のシーズンであります。本当に朝夕なんかは、特に冷え込みますので、県民の皆さんは、風邪などひかれないように、くれぐれも手洗いやうがいを励行して注意していただきたいと思います。
 また、雪のシーズンですから、除排雪なども始まります。作業中の事故にくれぐれもご留意いただきたいと思います。

 それでは、恒例となりました年末年始にかけてのイベント・祭りなどをご紹介します。
 31日の大晦日ですけれども、寒河江市の醍醐(だいご)地区で、除夜の鐘を聞きながら冬の花火を鑑賞する「慈恩寺大晦日花火大会『雪月華(せつげっか)』」が開催されます。
 今年で5回目を迎えるイベントでありまして、約600発の花火が打ち上げられます。また、本堂に続く参道であります仁王堂坂には、30基の灯篭が灯されまして、荘厳な雰囲気を体験することができます。
 また、鶴岡市の出羽三山神社ですけれども、国指定重要無形民俗文化財であります「松例祭の大松明行事(おおたいまつぎょうじ)」が行われます。毎年、大晦日の昼頃から元旦にかけて行われる羽黒山の代表的な火祭りです。手向(とうげ)地区の若者が「位上(いじょう)」と「先途(せんど)」という2組に別れて行う、長さ約7m、幅約2mの「大松明引き(おおたいまつひき)」は大変迫力があって、見どころとなっております。
 そして、年が明けて1月10日 日曜日ですけれども、山形市の十日町、本町、七日町で「山形市初市」が開かれます。江戸時代初期、最上義光公の時代から続く伝統行事で、商業の株を象徴しての「かぶ」や、長寿を表す「白(しら)ひげ」、「しらしげ」とも呼んでいますけれども、そういった野菜、また初あめ、団子木などの縁起物、臼や杵、まな板などの木工品、家庭用品などの露店が立ち並んで、大勢のお客さんで賑わい、新年が活気付きます。
 また、蔵王ロープウェイ地蔵山頂駅周辺では、26日から2月末まで、樹氷ライトアップが始まっております。漆黒の闇の中にライトが浮かびあがらせる樹氷は、昼とはまた違った表情を見せ、幻想の世界に迷い込んだかのような雰囲気でございます。ライトアップの開催日をご確認の上、お出かけいただきたいと思います。
 年末年始は、このほかにも各地で様々なイベントが行われます。山形県観光情報ポータルサイト「やまがたへの旅」をご覧いただければと思います。

 では、私から発表がございます。まずですね、本日正午から、「山形県就職情報サイト」をご利用いただけるようになりますので、そのお知らせです。
 このサイトは、県内外の若者などに、県内企業の魅力を紹介し、県内就職を促進することを目的に開設するものであります。
 特徴としましては、3つ挙げられます。まず一つ目ですが、県内企業の会社情報や求人情報、インターンシップなどの就活情報に加え、県内への移住やくらしに関する情報を一元的に提供するサイト構成としております。二つ目は、学生の、ネット上の情報の収集手段となっている、スマートフォンでも見やすいよう配慮しております。三つ目は、今まで自社でサイトを持たなかった企業が、このサイトに参加することで、ネット上での情報発信が可能となります。以上3点が特徴かと思います。
 現在の大学3年生のこれからの就職活動に向けて役立てていただきたいと思います。またお正月に帰省された際に、ご家族と就職について話し合われる際の材料としてご利用いただくように、この時期の開設といたしました。
 掲載企業は、現在58社でありますが、平成27年度末までには200社まで充実を図りたいと考えております。
 このサイトの活用を、やまがた創生推進の一助にしたいと考えておりますので、報道機関の皆様方には、周知方、ご協力よろしくお願いしたいと思います。

 次は、今年最後ということで、一年を振り返っての所感を述べさせていただきたいと思います。
 振り返ってみますと、山形県にとって、今年は大変国際的な年であったというふうに思います。4月の記者会見のおりに「山形県が世界に打って出る年」というふうに申し上げましたけれども、まさにそのような年になったのではないかと思っております。まず、山形県として初めて行った、1月下旬のタイでのトップセールスを皮切りに、10月のミラノ国際博覧会への出展、そして11月の台湾・シンガポールでのトップセールスなど、積極的に海外でのPRを実施いたしました。
 特にミラノ国際博覧会では、イタリアをはじめ世界中のお客様に、本県の豊かな食や、自然・文化・伝統工芸品などの魅力を発信するとともに、現地の卸売業者やレストラン、自治体や団体等との人的ネットワークを形成し、EUへの県産品の輸出開拓・拡大や交流拡大に向けた足掛かりを築くことができました。
 海外から本県においでいただいたというところでは、5月末の日台観光サミットが挙げられます。東北では初めて本県で開催されたわけでございます。日本・台湾双方から200名を超える方々の参加を得て、広域観光及び人材交流の推進などが合意され、成功裏のうちに終えることができました。
 11月の台湾でのトップセールスを経て、台湾からのチャーター便も震災前の水準に戻りつつあります。手ごたえを感じているところです。
 8月には、世界陸上競技選手権北京大会に向けて、ポーランド代表チームが事前キャンプのため来県されました。2020年の東京オリンピック・パラリンピックの事前キャンプ誘致に向けて、確かな実績を残すことができました。
 海外との経済的な交流という意味では、酒田港国際定期コンテナ航路開設20周年を迎えた今年であります。コンテナ貨物量が過去最高を更新し、コンテナ航路も12月には中国航路を含む、初めての週7便の運航となるなど、利便性が高まっております。県内では、企業立地や工場の増設の動きも少しずつ進んでおりますので、今後、コンテナ航路の活用が更に進んで、好循環に繋がることを大いに期待しているところです。
 また、つい最近の嬉しいニュースとしまして、本県と首都圏、そして海外にもつながる山形~羽田便の朝夕2便運航の3年延長が決定いたしました。
 良い流れができつつある、という手ごたえがありますので、さらに大きな流れにできるよう、取組みを進めてまいりたいと考えております。
 主な出来事ですけれども、蔵王山の火山活動の高まりを受けて、年度明け4月早々に発表された火口周辺警報により、蔵王エコーラインの開通の遅れや風評による宿泊キャンセルなど、大型連休など観光シーズンを前に、蔵王温泉では大変大きな打撃を受けたところです。6月に警報は解除されたんですけれども、蔵王温泉は避難勧告区域外だという正確な情報発信の重要性を痛感したところであります。それとともに、地元の山形市、上山市、そして宮城県とも連携して安全対策や観光誘客などの取組みを進め、皆で支え合うことの大切さを実感したところです。記者の皆様からもご協力をいただきまして、正確な情報発信に努めたほか、西蔵王有料道路の無料開放を実施し、観光誘客の促進に力を注いでいるところでありますが、今後も地元関係者などとともに観光誘客の回復・拡大に取り組んでまいりたいと考えております。
 本県にとって大変喜ばしかったことといたしまして、6月の天皇皇后両陛下の御来県が思い出されます。両陛下の御来県は実に13年ぶりのことでありましたが、本県の代名詞でありますサクランボの御収穫や紅花染めの実演を御覧いただき、また、それぞれお立寄り先で多くの県民に親しく接していただきましたことは、私ども県民にとりまして、大変誠に光栄なことであったというふうに思っております。
 それから、本県選出の遠藤衆議院議員が東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会担当大臣に就任されたのも6月でありました。遠藤大臣にはぜひ大会を成功に導かれ、そして開催の様々な効果を東北の復興、地方創生につなげていただきますよう改めてご期待申し上げたいというふうに思っております。
 国政においては、2つの大きな動きがあったと思います。
 今年は戦後70年の節目の年です。新聞やテレビでも関連の特集を見聞きする機会が多かったように思います。私も、11月に山形県戦没者沖縄慰霊碑「山形の塔」の慰霊祭に参列して、平和を願ってきたところです。
 今年はそのような節目の年であったわけですが、9月に平和安全法制関連の2法が成立いたしました。全国的に大変注目された法案であったと思っております。政府には、国民の理解が深まるよう、引き続き、丁寧に説明するなどしっかりと取り組んでいただきたいというふうに思っております。
 また、本県として動向を注視しておりましたTPP協定交渉が、10月に参加国の間で大筋合意に達しました。かねてから申し上げているとおり、協定の発効により本県の基盤産業であります農林水産業へのマイナスの影響が特に懸念されますので、県としましては、今後も力強く実効性のある対策が展開されるよう政府に働きかけていきますとともに、政府の施策と連動しながら、県独自の施策も組み合わせまして、マイナスの影響の緩和と農林水産分野等の体質強化、輸出拡大などにしっかり取り組んでまいりたいと考えております。
 昨年、J1昇格を果たしたモンテディオ山形でありましたが、10月にJ2への降格が決まりました。この悔しさをバネに、来年は是非ともJ1復帰を成し遂げてもらいたいというふうに思っております。
 さて、本県では、「自然と文明が調和した理想郷山形」という将来ビジョンを打ち出し、人口減少を県政の最重要課題と捉え、政府に先行してあらゆる人口減少対策に取り組んでまいりました。
 そして、県民の皆様をはじめ多くの方々からご意見をいただきまして、「人口減少問題の克服」と「成長力の確保」に向けた本県版の地方創生総合戦略であります「やまがた創生総合戦略」を10月に策定いたしました。
 中でも、特に力を注ぐ、本県の特性を活かした取組みとしまして、「挑みの八策」を掲げております。「6次産業化を推進し『食産業王国やまがた』を実現」や、「森のエネルギー、森の恵みを活かした『やまがた森林(モリ)ノミクス』を推進」、また「“日本一の三世代同居”で子育て支援」など、本県の特性を前面に打ち出した、非常に山形らしいものになったと考えております。
 この「やまがた創生総合戦略」によりまして、県民の皆様と目指すべき方向や目標を共有しながら、官民挙げて山形発の地方創生に取り組んでまいります。
 少し急ぎ足になりますが、個別の出来事を振り返ってみますと、2月には全国初となる「やまがた受動喫煙防止宣言」を制定いたしました。県民挙げての受動喫煙防止の取組みの第一歩を踏み出したわけであります。
 3月には老朽化した県立鶴岡病院の後継となる県立こころの医療センターを開院、また、官民一体となって「やまがた出会いサポートセンター」を設立し、結婚支援の充実・強化を図りました。
 4月には本県への移住交流を促すため、首都圏における新たな拠点として「やまがたハッピーライフ情報センター」を東京有楽町に開設し、情報発信や相談体制の強化を図りました。
 9月には、県内の再生可能エネルギー発電事業者から電力を調達し、需要家に供給する「株式会社やまがた新電力」を、県内の経済界、エネルギー関連事業者などとともに設立いたしました。これは都道府県としては全国初の取組みでした。
 11月には、「第1回全国森林(モリ)ノミクスサミット」を本県で開催し、地域の豊かな森林資源を「森のエネルギー」、「森の恵み」として活かし、林業振興と地域の活性化につなげる「森林(モリ)ノミクス」を全国に発信いたしました。
 12月には、第53回技能五輪全国大会が開催され、山形県選手団は、金賞1名、銀賞3名、銅賞3名、敢闘賞11名と、これは過去最高の成績でした。このことは、来年の本県で開催される大会、大会開催に向けて、大きな弾みになったと思います。また、ワーク・ライフ・バランスの普及拡大を進め、働きながら安心して子どもを産み育てられる社会が実現するよう、100社以上の企業経営者が参加して「やまがた企業イクボス同盟」を設立したところです。
 さて、結びでありますけれども、東日本大震災から4年10か月を迎えるわけであります。今なお約3,500人もの方々が県内で避難生活を送っておられます。本県の発展、東北の発展には震災からの復興が不可欠です。復興が実感できる日が来るまで、避難者の方々、お一人おひとりの気持ちに寄り添いながら、できる限りの支援を行い、震災からの復興、そして東北の発展に寄与してまいりたいと考えております。
 以上、今年最後の記者会見にあたり、今年1年を振り返っての所感を述べさせていただきました。是非、皆様、健康にくれぐれもご留意をされまして新しい年をお迎えいただきたいというふうに思います。以上です。

代表質問

記者
 すいません。幹事社のほうから2点質問をさせていただきます。
 まず、1点目が、先日発表されました国勢調査の人口速報集計の件ですけれども、5年前の調査より山形県の人口は4万5,967人、率にして3.9%減ったことが判明したわけですけれども、多くの市町村が人口を減らす中でも、天童や東根などの人口を増やした自治体も2つありました。知事はこの結果をどう受け止めているのか教えてください。先ほどのお話でもありましたように、県の人口減少対策、子育て支援など打ち出しておりますが、そういった施策の中で、こういった結果を受けまして、どういった施策に重点を置いて人口減少対策として打ち出していきたいのか。その考えも改めて教えて下さい。
 あと、2点目です。今発表の中でも1年振り返っていただきましたけれども、その中でも知事の印象に一番残っている出来事について改めて振り返っていただければと思います。2点お願いします。
知事
 はい、わかりました。まず1点目ですけれども、この度の国勢調査による本県の人口は、 112万2,957人でした。減少率は3.9%で、前回と同程度の減少率となっているものの、県全体でみれば、人口の減少傾向が続いており、大変残念に思っているところです。
 このような中で、「東根市」と「天童市」では、人口が増加しております。両市におきましては、区画整理事業の実施や工業団地の整備、子育て支援の充実などの取組みを進めてきたことが、人口増加に結び付いたと分析をしているところです。
 人口減少は、産業活力の低下や地域コミュニティの弱体化など、県民生活全般に大きな影響を及ぼすものであります。本県では、人口減少を県政の最重要課題として捉え、総合的な少子化対策や若者の県内定着・県内回帰の促進など、あらゆる人口減少対策に取り組んでまいりました。今年の10月には「やまがた創生総合戦略」を策定し、その中でも、本県が特に力を入れる、特性を最大限に活かした取組みとして、「挑みの八策」というふうに打ち出しております。この「挑みの八策」に特に力を注いでいくなど、これまでの取組みをさらに充実・加速させていきたいというふうに考えております。
 市町村におきましても地方版総合戦略の策定を進めており、県としましては、「人口減少問題の克服」と「成長力の確保」に向けて、市町村と連携しながら、地域特性を活かした雇用の創出やまちづくりなど、地方創生の取組みを進めてまいりたいと考えているところです。

 2点目が、今年一番印象に残っているのは何かというご質問でしたけれども、やはり何と言いましても蔵王山のことが挙げられると思います。蔵王山という山そのものではなくて、蔵王の山々でありますけれども、火口周辺警報ということがですね、4月の13日に発表されまして、そのことで本当に蔵王の観光が落ちこみました。蔵王のポテンシャルは大変大きなものがありますので、そして県内全域の観光地にも影響が及びますし、また蔵王で消費される膨大な食べ物、飲み物、そういった面で本当に県全体に影響があるというふうに考えましたので、何とかしなければというような思いで、記者の皆さんのご協力を得て、初めて県庁の外で記者会見をさせていただいたりですね、それから無料開放、有料道路の無料開放でありましたり、本当にいろいろの対策を官民挙げて行ったところであります。
 そして、6月に入って、16日ですか、約2か月ぶりにその警報は解除されたのですけれども、だからと言って一足飛びに観光が回復するというわけではなく、大変心配をいたしました。そして、6月下旬に蔵王エコーラインの開通式典が行われまして、関係者の皆さんと一緒に、そして宮城県の村井知事ともですね、あそこで、山形県側、宮城県側、両方がですね、一同に顔を揃えて握手をして、固い握手をして喜び合ったということが本当に印象的だったなというふうに思っております。
 その後も観光のための誘客ということで、官民一体となって、取組んできておりますけれども、こういった取組みをやっぱりしっかりと行っていくことが今後も大事だなというふうに思っているところです。観光誘客、また安全対策、その両方をしっかりとですね、行っていくのが大事だというふうに思っております。

フリー質問

記者
 すみません、今、蔵王の、今年1年を振り返っていただいて、蔵王山を挙げていただきまして、今後も取組んでいくことが大事だというお話がありましたけれども、県としても教育旅行の誘致とかは続けていくのかなという認識はあるのですけれども、今後の取組みとして特に来年以降強化したい点とか、充実すべき点があったら教えていただけますか。
知事
 そうですね。はい、蔵王というのは、「世界の蔵王」というふうに県民は、私自身も思っているのですけれども、ただ海外の皆さんはですね、スキーと言いますと、北海道と長野に行っているようであります。蔵王に来てくださる方が少ないと言いますか、そのようにちょっと実感しているところですので、やはり海外に向けても蔵王を、また昔のまま、「蔵王はみんな、知ってるんだ」というふうな、そういう既成概念ではなくてですね、しっかりとこう、継続して打ち出して、PRしていくことが大事だなというふうに思っております。
 それと今、記者さんがおっしゃいました、教育旅行ですね、そういったことにも力を入れていきたいというふうに思っております。
記者
 確認なのですけれども、海外の方に対してですけれども、海外の方には火口周辺警報の影響というのは未だにあるかというお考えで、今の発言なのでしょうか。
知事
 想定されている警報、火山がですね、そういうことが発生いたしましても、蔵王温泉のところは警報区域外でありますので、そういう正確な情報をしっかり発信していくことが大事だと思っております。そういう場所柄だからこそ、1900年の歴史を守ってこれたのだというふうに思っています。蔵王温泉の歴史ですね。本当に営々と続いているところでありますので、そういった、火口からかなり離れているというようなことをしっかりとやはり、そのことも合わせてPRしていくことが大事ではないかというふうに思っております。
記者
 読売新聞の石坂です。モンテディオ山形に関してなのですけれども、今月中旬に新スタジアム構想を発表されていますけれども、知事としてどう評価されているかというのを教えていただけますか。
知事
 評価ですか。評価と言われても、そうですね、モンテディオ山形として初めて検討されて、そして公表されたものでありますので、まずそのスタジアム建設に向けての第一歩を踏み出したのかなというふうに。建設と言うとまた大げさかもしれませんけれども、スタジアムに向けての一つのやはり、足取りになるかなというふうに思っております。
記者
 構想の中ではその資金調達について、行政の力でやるのがいいのではないかという意見も入っているのですけれども、その点に関してはいかがでしょうか。
知事
 はい、やはり第一義的には、モンテディオ山形は株式会社でありますので、モンテディオがですね、どういうふうにしていきたいかというふうに考えることがまず第一義的だというふうに思っておりますので、そういう作りたいとかですね、そういったお話がありましたらば、やっぱり考えていきたいというふうに思います。まだそういうお話はいただいておりませんので、やはり、それをそのままということでなく、また、どのようになさるのかということもありますので、注目していきたいというふうに思います。
記者
 モンテディオ側から直接のその説明なりがあってから考えると、そういうことになりますか。
知事
 はい、説明と言いますか、ご希望と言いますか、まだ会社からのお話というのはいただいておりませんので、取締役会もありますでしょうし、サポーターの皆さんのご意見もありますでしょうし、いろいろなことがあると思いますので、今私からどうということはちょっと差し控えたいというふうに思っております。はい。
記者
 河北新報、長谷美です。おはようございます。私もちょっとモンテディオの件なのですけれど、検討委員会、有識者の方が作った検討委員会の構想書というものが公表されたと思うのですけれども、知事も一読はされたのかと思うのですけれど、2万人位の規模で屋根がついてみたいな、まだ具体化はこれからなのでしょうけれども、ビジョンとしてのものが一つ出たのかなと思うのですけれども、中味と言うのですか、描かれているスタジアムのイメージみたいなものを一読されてみてですね、どんな感想を持ったか伺いたいのですが。
知事
 感想ですか。そうですね、感想と言われますと、ちょっと私が言うのは差し控えた方がいいのかなというふうに思います。今の時点でですね。はい。
記者
 わかりました。それから、おととい、サポーターの皆さんのサポーターカンファレンスというのをちょっと取材させてもらってですね、同じようにスタジアムの話題になったのですけれども、そこでけっこう出ていた意見の中に、知事が以前からおっしゃっているJ1定着のですね、その先にスタジアムがあるのではないかという部分なのですけど、そのJ1定着というのが、どういう状態だと定着なのだろうというのが結構意見として出ていまして、もし知事としてですね、何年ぐらい残留したら定着化だという、そのイメージがあれば教えていただきたいのですが。
知事
 はい。そういう、どういうのが知事の言う定着なのかというのを、ちょっと報道で私も読んだのでしたけれども、そうですね、何回とかそういうことではないと。もちろん、理想的にはずっと定着してもらうことなのでありますけれども、そうですね、大変その定義ということまで言われるとちょっと難しいのでありますけれども、やっぱりモンテディオ山形というチームがですね、J1で戦い続けれられる、そういう力をつけることなのかなというふうに思っております。
 スタジアムに多くの県民の皆さんが、県外でもいいのですけれども、多くのサポーターがですね、応援に足を運んだり、また、J1で戦い続けられるようなそのチームの力、戦力といいますか、そういったものを備える、そしてそれを支える経営基盤もしっかりするというようなこと、本当に理想的に言えば、そういうことだというふうに思っています。
 ずっと、3回、5回とかね、そういう具体的な数字ではなくですね、やっぱりしっかりと多くの人が応援して、J1で戦える力をつけてという、そういったことが大事なのだというふうに思っています。
記者
 ちなみに、前回J1だった時、3シーズンいたと思うのですけど、3シーズンだとまだ定着といった感じのイメージではないのですか。
知事
 そうですね、だいぶ近いのではないかと思っているのですけれども、もうちょっと続けてほしかったなとは思っております。
 そうですね、だから、底力少しずつ上がってきているのかなというふうには思います。やっぱりその底力をもっと上げていただくことが大事だし、そしてスタジアムのお話もですね、一歩踏み出しているようでありまして、その熱意とかですね、しっかりとしたその企画力といいますか、これからこういうふうにこうやっていきたいというような、いろいろ総合的にしっかりとお考えを示していただくことで、県だけでなく他の自治体も、多くの県民の皆さんがまず第一ですけれども、動かせられるというふうになっていくのではないかというふうに思っております。ちょっと抽象的な答えで申し訳ないのですけれども、そういうことだというふうに思います。
記者
 すいません、最後に1点なのですけど、スタジアムから離れるのですけれども、社長の交代を巡ってですね、サポーターの一部の団体の方がさらにしっかりした説明をしてほしいということで、知事宛てのですね、署名活動というのをやっていて、報道でご存知だとは思うのですけども、こういった動きについて、知事はどのように現段階で受け止めていらっしゃいますでしょうか。
知事
 そうですね、やっぱりサポーターの皆さんがモンテディオを思う力が強いということなのだというふうに私は受け止めております。ただ、その強い思いをですね、新しいシーズンが始まるので、そっちのほうに向けていただければありがたいかなというのが私の正直な思いなのですけれども、ただ、本当にモンテディオを思う思いというのは、サポーターの方の気持ち、そして私ども株主三者も同じ思いでありますので、向かうところは、目的はやはりモンテディオ山形に強くなってほしい、戦って勝ってほしいということだと思っているところです。はい。
記者
 朝日新聞の前川でございます。
 先日閣議決定された政府予算案で、知事のコメント等も読ませていただきましたが、1千億円規模の地方創生新型交付金がありました。それに都道府県分を足して2千億円規模だと。
 知事は確か、先日、秋の記者会見でもうちょっと多いほうがいいのではないかというような趣旨の発言もあったかと思います。
 それで、マクロデータを見ると、景気はどうやらそこまで悪くはないそうなので、税収も増えると見込まれていますが、来年の県の、要求ベースは出ていますけども、予算案編成に向けて、地方創生の流れと税収の見込みを含めてですね、どういった形で知事にとっては再来年の知事選挙戦の前の大きな予算のひとつになろうかと思うのですけど、どういった方針で予算の査定といいますか、編成に向かうか教えてください。
知事
 はい。やはり平成28年度の当初予算の編成に向けてですね、しっかりと取り組んでいかなければならない時期だと思っています。
 選挙は別にしまして、やはり地方創生、やまがた創生のための総合戦略を策定したわけでありますので、やまがた創生のための予算、事業と予算、そのことにやっぱり注力していかなければいけないというふうに思っています。
 具体的に、やはり今、内部でやはりいろいろ検討中、議論の真っ最中でありますけれども、ただ、限られた財源ではありますので、そこもしっかりとですね、見据えながら取り組んでいかなければなというふうに思っているところです。
 政府と連動してやっていけるところをしっかりやっていきたいと思っておりますし、また、TPP関連でありますと、県としてどういうことができるのかなと、県の基盤産業である農林水産業の分野ですね、そこ、不安がたくさんあるというふうに思っていますので、どのようにしたら払拭できるのかなと思いますし、どのような対策を県としてもできるのかなというところがやはり、大事なところかなというように思います。
 本当に繰り返しになるのですけれども、地方創生のための、人口減少対策、抑制ですね、それと子育て支援ということになるかと思います。結婚支援、子育て支援、そういったことと、森林(モリ)ノミクス、これ、やはりちょっとしっかりと時間はかかるけれども取り組んでいかなければならないひとつの大きな、やっぱり軸だなというふうにも思っております。
 県内、やはり市町村と連携して、業界と連携して働く場を作っていく、そのことが遠回り道のように見えてもやっぱり一番確実な道なのだろうなというふうに思っておりますので、人材育成も含めてのやまがた創生ということで、働く場所をしっかり確保していく方向に、そして、人口減少抑制の方向に行けるようにですね、もちろん成長戦略なんかには観光というのも入っておりますので、人口が減少していく中で、交流人口を増やしていかなければいけないというふうに思っています。
 山形県は本当にいろいろな価値とかですね、強みがいっぱいあるのですけれども、観光客は割合少ないと思っています。東北の中でも、インバウンド一番少ないのではなかったかなと思います。国内外からですね、たくさんの観光客のお客さんに来てもらえるように、山形の良さというものをね、PR、説明していくということが大事だと思っています。
 それは県民の皆さんと一緒になってそれに取り組んでいくことが大事だと思います。
 つや姫というお米のブランド化ですね、それは本当に県民の皆さんのお力が大きかったと振り返ってみて本当に思います。一人ひとりの力、それを合わせることで大きな力になっていきますので、山形の良さを再確認して、しっかり発信して、山形ブランドということになるのですかね、山形の価値をしっかりと発信していく、そのことをしっかり取り組んでいくことでいろいろな好循環につなげていければなというふうに思っております。
記者
 毎日新聞の山中と申します。
 すいません、ちょっと3点ほど聞きたいのですけれども、先ほどモンテの件でですね、社長が交代してしまって、そこはもう覆らないと思うのですが、今回のようにですね、いわゆる県議会とかで批判であったり疑問を呈する質疑があったりですね、現状でもサポーターの一部からですね、反発があるというこの現状に対してどのように考えていらっしゃるかというのは、まず、ありますでしょうか。
知事
 はい。そうですね、皆さんにやはりご理解いただきたいなと思うのがひとつありまして、やはりプロスポーツですので、プロスポーツというのはやはり勝負ということがとてもシビアなものだと思います。はっきりするわけですね、勝ち負け、順位、降格、昇格、本当にはっきりと表れるものであります。
 モンテディオ山形がですね、今期最下位でJ2に沈んだというのは、これは本当にサポーターの皆さんも私も、県民みんながもうがっかりした、大変残念なことだったと思うのですね。そこからの出発だというふうに思っております。
 全国的な流れで、プロスポーツの世界では、降格ということがあった時にですね、過去5年間を調べてもらったのですが、15例ございまして、そのうちの12例がやはり社長か監督が交代、両方あったこともあるかもしれませんけども、そういったことがございます。やはりプロスポーツの世界ということに対してのそういったことに対して、サポーターの皆さんからもっとご理解いただければなというふうに思っております。
 モンテに対する強い愛情というのは、私は本当にありがたいと思っていますし、同じ思いだというふうに思っております。
 そうであるがゆえにどうするかというところで、やはり株主の役割というものもあります。そして、株主というのも三者おりますけれども、みんな合意だったという、みんなが同じ思いだったということをしっかりわかっていただければなというふうに思っておりますし、その悔しさを、やっぱり先ほども申し上げたバネにして、しっかり次のシーズン頑張ってもらいたいという方向に向けていってほしいという気持ちだったということですね。
 そのことはやはり何度も申し上げるしかないかなというふうに思っています。
記者
 ありがとうございます。すいません、次なのですけれども、隣のですね、秋田県のですね、佐竹知事はですね、例年、その1年をですね、漢字一文字で表していらっしゃるみたいなのですが、何か山形県この1年を振り返って漢字一字で表すと、何かありますでしょうか。
知事
 いきなりですね、ちょっと。そうなんですか。漢字一文字ですか。そうですね、発信してきたなという思いでありますけれども、そうですね、去年が「発信元年」と言っていたような気もしますので、今年はいろんなところに山形県を拡大してトップセールスしたというようなことではですね、拡大の「拡」という、拡げるという手へんの広げるという、字かなと。今、いきなりご質問されて、大変私もいろいろ考えましたけども、そういう意味でですね。はい。
記者
 すいません、最後に1点なのですけれども、知事選までですね、約1年となっておりますが、現在のですね、出馬するしないなど、考えありましたらお話お伺いしたいのですが。
知事
 いやいや、まったく白紙の状態でございます。はい。

 

以上(記録作成:山形県秘書広報課広報室)

 


 

この記事に対するお問い合わせ

このページの先頭へ

ナビゲーション