所長あいさつ

農業総合研究センターは、平成17年度に、農業試験場、同庄内支場、園芸試験場、畜産試験場、養豚試験場の5つの試験研究機関を統合し、農業分野における中核的な研究機関として新たな体制のもとに発足しました。本年度で新体制後、7年目を迎えます。この間、つや姫(水稲)、紅きらり(さくらんぼ)、ファーストレディ(りんご)、メロウリッチ(西洋なし)など10の新品種を品種登録もしくは出願中であるほか、紫外線励起蛍光画像法による米の鮮度評価技術、ぶどう新品種シャインマスカットの省力的栽培法、えだまめの小型自動莢剥き機と剥き豆調製技術、県産種雄牛「平忠勝」の開発など、穀類から園芸作物、畜産までの幅広い分野で研究成果をあげて参りました。 山形県では、平成21年度に農林水産業元気再生戦略を策定し、現在、農林水産業を起点とする産出額の増大を目標に掲げ、様々な施策を総動員しております。当センターにおいても、これら施策に即した効率的かつ戦略的な研究開発を推進するため、23年度においては、分野毎に関係研究者と施策担当者によるワーキンググループを設置し、技術的な課題の抽出や関連研究を加速するための取組を展開しているところです。 また、地元の山形大学農学部とは連携協定に基づいた様々な研究交流を展開しておりますが、今後とも、各大学や独法、民間との研究連携を強化しながら、セクターや組織の垣根を越えた分野融合型研究を積極的に推進し、農業の今後の新たな発展方向としての六次産業化の推進にいかに貢献していくかが課題であると考えております。 当センターが、本県の農業経営者や産地関係者、県民の皆様にとって、経営刷新や技術革新に向けた頼りになる研究拠点(砦)として、その機能を最大限に発揮できるよう、職員一同、なお一層の努力を重ねて参ります。今後とも、皆様方のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
平成23年4月1日 山形県農業総合研究センター 所長 梅津敏彦 |
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