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平成18年度研究成果

~平成18年度にわかったこと~

 

アワビ増殖場の迅速な現状把握方法

 海藻の分布状況調査とアワビの生息数・環境調査及び増殖場の周辺磯場環境調査の3つの方法を組み合わせて、短時間で増殖場のおおよその現状把握を行う方法を確立しました。

 

アワビ増殖場の海藻繁茂状況等による漁場管理方法

 県内の本土側アワビ増殖場について、生息数と環境の調査を行ったところ、良好な漁場が認められました。一方、石灰藻に覆われ海藻類の繁茂が認められず、アワビの生息数が非常に少ない場所もありましたが、この違いは海藻の繁茂状況と密接な関係があり、漁場管理に活用できることがわかりました。

 

たら場に大量発生したスナイトマキヒトデ

  底びき網漁業の主要漁場である「たら場」にヒトデが大量発生し、操業の障害となっているとの情報がありました。そこで、種の同定や分布状況等を調べたところ、大量発生しているのはスナイトマキヒトデと判明しました。大量発生場所ではヘドロの堆積も相まって漁獲量の減少をもたらす原因となっていました。

 

 マダイの稚魚着底指数と漁獲尾数

  マダイの資源管理の取組を効率的に行うために、資源状況を的確に評価する必要があります。そこで初期の資源量調査が有効な手法となるかどうかについて、指標である稚魚着底指数とその後の漁獲について検討したところ、1981年以降のマダイ稚魚着底指数xとマダイ0-2歳魚の漁獲尾数yについてy=4.39×104x+6.36×105 (r=0.636)で表すことが出来ました。

 

ガザミの餌料系列を見直した種苗生産方法 

 ガザミの種苗生産の生産性を高めるために、他県で開発された既存のガザミ種苗生産技術と本県で開発されたモクズガニ種苗生産技術を参考にして改良を行い、生残率で約25〜50%、取り上げ密度で5,000個体/tの大量生産が可能になりました。

 

 

底びき網漁業におけるアカムツの網目選択性

 アカムツについて、底びき網漁業における目合別網目選択性を比較検討するため、カバーネット法による試験操業を行いました。各網目における50%選択体長を求めた。その結果、1寸5分、1寸7分の網目の50%選択体長はそれぞれ99.4mm、104.5mmとなりました。

 

アカモクの分布特性と環境条件

 本県藻場の1構成種であるアカモク(ホンダワラ類)は、北~北西方向から打ち寄せる波の弱まる場所となる小島の陸側の影など静穏域に分布していました。また、アカモクの分布に適した水深帯は0.5~1mで、海底の底質は岩盤あるいは転石(大きさ:30~100cmほど)といった安定した基質でした。 

 

アカモク人工種苗の沖出し技術

 アカモク人工種苗をFRP板に付着させ、10月に角型藻礁に装着したところ、翌年6月に藻体は最大全長105cmまで生長し、アカモクの群落が形成されました。また、メスの藻体のうち34%が幼胚を放出し、人工種苗は藻礁上で成熟することが確認できました。 

 


 

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