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平成25年度研究成果

~ 平成25年度にわかったこと ~

山形県海産魚類目録

山口県水産研究センターが中心となり、日本海ブロック各道府県が出現種の整理を行い、日本海産魚類目録としてまとめた。本県における海産魚類の出現状況を整理し、従来の知見に追加を行ったところ、従来は256種であったが81種を追加し337種となった。

 

山形県沖に出現する異体類着底稚魚種判別方法

マガレイソウハチヒレグロアカガレイについて着底稚魚期の分類形質を整理したことにより、稚魚調査における正確な種判別が可能となった。

 

イシガレイの親魚養成と産卵生態

養成したイシガレイ親魚の自然産卵は、水温が下降から上昇に転じた直後の3 月上旬に始まり5 月上旬までの約2 ヶ月間続き、産卵があったすべての日で受精卵が得られた。また、受精卵の単位重量当たりの数(937.5 粒/湿重量1g)を把握したことで、種苗生産の計画性が向上した。

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水づくりを活用したシロギス種苗生産

シロギス仔魚の飼育において、餌料生物を自然発生的に培養(いわゆる「水づくり」) した海水を使用することで初期生残率が飛躍的に向上し、シロギス種苗を省力的大量生産できる可能性が示唆された。

シロギス

真菌症に対応したガザミ種苗生産方法詳しいことはこちらへ(PDF)

真菌症の発症しやすい高水温期や、2番仔以降の種苗生産に対応した親ガニの養成も含めた真菌防除対応種苗生産方法を開発し、真菌症を抑えられるようになった。

ガザミ

トラフグの新しい標識方法詳しいことはこちらへ(PDF)

本県におけるトラフグ放流魚の放流効果を明らかにするために、他県放流魚と区別できる標識方法を検討し、その可能性を得た。

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サワラの簡易鮮度判別方法詳しいことはこちらへ(PDF)

平成24年に本県沿岸で漁獲されたサワラを使用して、通常処理と血抜き活締め処理の効果について、筋肉の色、pH 値、筋肉硬度の測定を行い検討し、体色測定で簡易判別の可能性を得た。

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アユ飼育水に用いる給水の亜鉛の基準濃度詳しいことはこちらへ(PDF)

アユ飼育時の給水中の亜鉛濃度は現行の水産用水基準に即したものでかまわないが、0.001mg/ℓ未満であることが望ましい。

 

由良地区潜堤におけるイワガキ付着基質の岩盤清掃効果詳しいことはこちらへ(PDF)

漁業者によって実施されている由良地区潜堤岩盤清掃は、イワガキの再生産効率の向上に有効に作用していることが確認された。

 

生息水深別にみたイワガキ身入り度生殖巣指数詳しいことはこちらへ(PDF)

イワガキ身入り度生殖巣指数は、生息水深が浅い個体に比較して深い個体で低くなる傾向が認められ、近年、顕在化している身入り不良は漁獲水深の深化と関連している可能性が考えられた。

 

2012、2013年のイワガキ身入り状況と1990年以降の海水温変動詳しいことはこちらへ(PDF)

2012の身入りは不良、2013年の身入りは良好に経過した。沿岸海水温は、2000年以降、イワガキの成長適水温期間の短縮傾向がみられ、近年では漁獲水深の深化と相乗することで、身入り度の低下が顕在化している可能性が考えられた。

 

シロギス成長成熟年齢詳しいことはこちらへ(PDF)

人工生産したシロギスは本県沿岸に生息する天然魚と同程度の速度で成長し、満1歳で産卵することが確認されたことから、天然魚の成熟年齢も満1歳であると見込まれ、小銘柄(全長12~16cm)を保護することで産卵量が増加すると見込まれた。

 シロギス

ヒラメ放流魚混入率漁獲量の関係詳しいことはこちらへ(PDF)

ヒラメの種苗放流効果を示す漁獲物中の放流魚混入率の推移(2001 年以降:1.0~5.4%)を示した。また、混入率漁獲量の関係から、漁獲が低水準で推移している近年は種苗放流が資源を底支えする効果が相対的に高いと考えられた。

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トラフグ種苗放流の経済効果試算(2012年度データによる)詳しいことはこちらへ(PDF)

2012年度の放流魚による推定漁獲金額(372.9万円)は、放流経費(56.7万円)を大きく上回り、高い経済効果が認められた。

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山形県沿岸域におけるホンダワラ類垂直分布から見た藻場造成の方向性について詳しいことはこちらへ(PDF)

山形県沿岸域のガラモ場は主にジョロモク・ヨレモクで構成され、水深4~5m を境に大きく減少する傾向にあった。藻場の限定要因は光量・流動環境・基質であると考えられ、藻場造成の際にはこれらの要因を考慮し、海域ごとに適した海藻種を用いるべきと考えられる。

 ホンダワラ

夏季における大型クロマグロ来遊時期の予測詳しいことはこちらへ(PDF)

夏季において大型クロマグロの来遊は漁期始めに偏っており、小型魚よりも漁獲時の水温が低いことが明らかになり、水温ブイによる観測データから来遊時期予測することが可能であると考えられた。

 クロマグロ

山形県沖で漁獲されたマダイの鮮度変化詳しいことはこちらへ(PDF)

平成25年に本県沿岸で漁獲されたマダイについて、通常処理と血抜き活締め処理の効果を、K値の測定によって検討した結果、同処理を行ったマダイは高鮮度状態が延長されることを確認した。

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山形県沖で漁獲されたマダラの鮮度変化詳しいことはこちらへ(PDF)

平成25年に本県沿岸で漁獲されたマダラについて、通常処理と血抜き活締め処理の効果を、体表および筋肉の色、硬度、筋肉のpH およびK値の測定によって検討した。

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山形県沖で漁獲されたサクラマスの活け締め時における電気ショッカーの効果詳しいことはこちらへ(PDF)

平成25年に本県沿岸で漁獲されたサクラマスについて、血抜き活締め処理前の電気ショッカーの効果について、体表および筋肉の色、硬度、筋肉のpH 値およびK値の測定を行い検討した結果、電気ショッカーの利用については鮮度維持効果に寄与すると考え
られた。

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