肘折大根(ひじおりだいこん)
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以前は最上郡全域で栽培されていたが、現在は滝ノ沢のみで栽培されている。肘折温泉の客が「肘折の大根」と呼んだことからこの名がついた。胚軸が赤紫色になる。生では辛くて硬く、漬けるとパリパリとした食感がよい。糠漬けにしたものは田植えの頃まで食べられた。 勝さんの家の居間の梁には五寸釘が何本も刺さってる。「昔、家族みんなが冬の間食ってくために大根500本を縄で吊るして干したんだ。この大根は生きていくために欠かせないものだった。だから今まで残った。この地に何年も作り守ってきたものをなくすことはできない。なくすのは簡単だ。でもなくしたものは二度と戻らない。」 勝さんの言葉にはここで生きてきた自信と誇りがある。
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