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肘折かぶ(ひじおりかぶ)

肘折かぶ


【主な栽培地】
大蔵村滝ノ沢
【播種時期】
8月中旬
【収穫時期】
11月上中旬
【来歴】
南山、柳渕、桂木の集落周辺で栽培されてきた。
【名前の由来・特性】
近くの肘折温泉に出荷されることから名がついた。形は長く、地上部は濃い赤紫色になるが、土中部は薄く着色する。肉質は硬いので長期保存可能。
【利用方法】
甘酢漬けなど
【流通状況】
自家消費

 


生産者の一人
佐藤勝 さん

全体的に赤く、下部にいくと少し白っぽくなるが、葉や茎は赤くならない。大根に近い形状で肉質が硬い。この地域で栽培したかぶや大根は肉質が硬くなり、長期保存の利く漬物ができる。近くの肘折温泉へ出荷されていたことからこの名がついた。昔は塩だけで漬けていたが、今は甘酢漬けとふすべ漬けにしている。

「昔は5月の田植え頃まで食べてた。そのうち酸っぱくなるとそれを煮物にして食べた。寒くなると、こがにすが(氷)張ってよ。そっから手で取って食べっと、うまいんだ」とうまそうに笑う。

勝さんは、「収入度外視して、その土地で守られてきたものを作る楽しさや守る点において、伝承野菜を作ることは有意義だ。」と言う。

嬉しいことに、一旦廃れてしまったこのかぶだが、平成21年から漬物加工したものを肘折温泉土産として販売したところ、すぐ売り切れるほどの人気だ。そして今、勝さんの種を元に生産者が増えている。

佐藤勝
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