ひろっこ
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元々自生していたアサツキを野山から採取してきたり、栽培しているもののことをこう呼んでいる。名前の由来は不明。ここで紹介するひろっこは、雪の下から掘り出して芽出したものである。野山から採取したものより、芽が黄色く柔らかで甘味がある。おひたしや酢の物、卵とじなどにして食べる。 雪の下から掘り出して芽出しするため、雪の多い時期は掘り出すのも一苦労だ。それをきれいに洗い、細かい芽をひとつひとつ切るなど、出荷までの手間が多い。そのため、積雪の多い年や高齢になると次第に栽培をやめてしまう人も多い。 「今は畑だけど、昔は畑周りの土手に植えでた。母は山から球根を取ってきては雪が早く消える日当たりのいい土手に植えていた。自然のものは収穫時期が短くて、すぐ青く硬くなる。いかやたこを入れた酢味噌和えでよぐ食わさせられだ。今になってみれば懐かしい味だ。」春を告げる待ち遠しい味だ。
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