庄内の水源を知ろう!Part1
遊佐地区(月光川水系編)
月光川(がっこうがわ)水系にまつわる水源調査を行いました。
月光川水系は遊佐町一円を流域としています。河川の他、鳥海山からの
湧き水もあちらこちらで見られます。
遊佐町にとっては月光川の治水や利水がとても大切で、切っても切れない
パートナーの関係といったところでしょうか。

〔月光川頭首工〕
遊佐町の約4割の耕作地に水を供給します。この時期の月光川本川の
流量は最近の日照りの影響からか、わずかに澪筋(みおすじ)を流れる
程度で非常に少ない印象を受けました。
〔小水力発電の試験〕
遊佐中学校の脇を流れる水路では、農業用水路を利用した小水発電の試験を行なって
います。水路を流れる水で水車を回し、その電力で駐輪場付近の4基のLED外灯を点します。
〔牛渡川〕
湧水が流入してできているこの川は非常に澄んでいて、梅花藻(バイカモ)
という水草がきれいに花を咲かせており、水になびく様子は見ているだけで
涼しくなります。秋にはサケが遡上し、サケの孵化事業が行なわれます。
牛渡川のすぐそばには湧水を水源とした丸池様と呼ばれる池があります。
エメラルドブルーに透き通っていて、下からごぼごぼと豊富に水が湧いている
のが見えます。(HP6/3「神秘的」を参照下さい)

〔神泉の水〕
秋田県境付近、女鹿地区には神泉(しんせん)の水があります。豊富な湧水が
縦に6つ並んだ水槽を順々に流れていきます。6つの水槽を上手に利用し、食べ物や
衣類などを洗ったり、みんなが集まる 地域の人々のふれあいの場としてもこの集落には
かかせないものになっているようです。
水も冷たくておいしく、この日は、スイカやカキが冷やされていました。

〔四郷沼ため池〕
四郷沼ため池は農村整備課による事業でH18年度に完成しました。
南に鳥海山、西には日本海をバックに畑地が広がる絶好のロケーションで
この地区には庄内でも珍しいといわれている円筒分水があります。
人の手を加えずに定比率の分水ができる施設として、先人の方々の知恵が
感じられました。

〔 高瀬峡 〕
最後にご紹介するのは月光川に合流する一次支川高瀬川の源流となる高瀬峡です。
駐車場から4、50分歩くと大滝にたどり着きます。10m以上はあるかと思われる高さからの
水の落ちる様は圧巻です。
高瀬峡には他にもさまざまな滝もあるようで、新緑、紅葉の時期にも改めて来てみたいものです。

他にもダムやわき水など紹介したい施設があるのですが、本日のところはここまで。
鳥海山の麓ならではの水利用が感じられる本水系について、改めて学ぶことができました。
今後、日向川水系や最上川水系、赤川水系も報告したいと思います。
「頑張ろう東北!がんばろう山形県!」
