先輩からの投稿
こんな話がありました。
今回は先輩からの投稿をご紹介します。
『農閑期に入ってから「地域でほ場整備の学習会をしたいので説明に来て欲しい」という話が数件あって、
何度か学習会に参加し、意見交換の機会を持ちました。
それを生業としているので、地域から直接声がかかるのはうれしいことです。
とはいっても、事業化まで持っていくには長い時間と粘り強い対応が必要です。
その中からある地区の事例を紹介します。
仮にA地区とします。水田面積80ha、水田の区画はほとんどが1a未満で、農家戸数54戸のうち約半数は
委託に出しています。受託農家に聞くと、耕作地が点在しているため1人で6ha(つまりは100枚ぐらい)の
耕作が限界ということでした。
委託側は、今後農業をやる意思はなく、よってお金をかけてまでほ場整備する必要性を感じていません。
それで受託している人が誰もいなくなるのであれば、遊休放棄地になってもやむを得ない、という意見が
残念ながら多いです。
一方で受託側は、ほ場整備をしなければ将来的に農地を守っていくことはできないことは理解していますが、
後継者がいないことや、TPPへの不安、米価が下がり続けている中で新たな投資に踏み切れません。
加えて、大半の農家は目前の生活のことで精一杯で、とても将来を見据えた対策や地域全体のことを考える
余裕がありません。仮に考えても結論が出ない、出せない、と思い込んでしまっています。
ほ場整備の目的は「強い経営体を作る」ことにあります。そのために、区画を大きくし、組織づくりをして面的
集積を図り、米以外の産地づくりを図ります。説明会でこういう話をさせていただくと、総論としては誰もが理解し
賛同してくれますが、各論になると、上段のような事情により思考が止まってしまいます。
大きなジレンマはありますが、地域が「思考停止」に陥ることはなんとしても避けたいと思います。
すぐに結論は出ないまでも、地域の課題解決に向けて「考え続ける」ことへのサポートは今後とも継続して
いきたいと考えています。継続していく限り、必ず解決策は見つかるはずです。 』
【~N.N.REIKOの感想~】
このように悩んでいることがあれば、ぜひご相談していただきたいと思います。 1人より2人、2人より3人…誰かに相談することによっていろいろな人の意見を聞くことができて、
何らかのヒントを得る可能性が増えます。ネットワークが大事だと思います。
何もしないよりも、一緒になって話し合いをしていきましょう。皆で頑張りましょう!
