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川西ダリヤ園



いま、山形から・・・ 山形漫歩 ~ダリヤが奏でるシンフォニー~やまがた川西ダリヤ園

 日本一の規模を誇る「川西ダリヤ園」は、広さ4ヘクタールの園内に650種、10万本のダリヤ(※注)が咲き競います。今年(平成25年)は8月1日に開園、11月4日まで、色鮮やかに大輪の花を咲かせるさまざまなダリヤを楽しむことができます。

※注 現在は、「ダリア」の呼称が一般的ですが、川西町及び川西ダリヤ園においては「ダリヤ」としているため、本文中の呼称は「ダリヤ」に統一させていただきます。
川西ダリヤ園の歴史

 山形県南部の置賜地区にある川西町は、昭和30年に1町5村が合併してできた町です。合併後ほどなく、町民から「新しい町のシンボルになるものが欲しい」との声があがりました。当時、隣接する南陽市や長井市で、花をシンボルとして公園が整備され、市民に大変喜ばれていたことにも触発され、川西町でも花をシンボルにするという気運が高まりました。

 

 川西町のダリヤ栽培の歴史は、昭和初期に小松町内の医師が東京から持ち帰り栽培したのがはじまりといわれています。当時、大輪種はとても高価な花でしたが、合併前の小松町のダリヤ愛好家の人々により球根花の女王ダリヤの栽培が広まっていきました。昭和29年には「小松花の会」(現「川西町ダリヤ会」が発足し、会員によるダリヤの展示会・品評会が行われるようになりました。

 

 やがて、ダリヤ会の会員の働きかけなどにより町のシンボルとしての公園作りが進められ、昭和35年9月に「川西ダリヤ園」が開園しました。 こうして、ダリヤは川西町のシンボルとなったのです。その後、町政15周年記念にあたる昭和50年に、ダリヤは町の花として指定されました。

長い開催期間中、様々な種類のダリヤを楽しめる。

 「川西ダリヤ園」は、国内で初めてのダリヤだけの鑑賞型の公園として47アールの栽培面積から始まり、その後、100アールに拡大されました。ダリヤは川西町のシンボルとしても知られるようになり、また、ダリヤ園は毎年多くの人々が楽しみに訪れるようになっていきました。

ダリヤ園からもピンクのドームが見える「浴浴センターまどか」

 そして、長く愛されてきたダリヤ園をよりグレードの高いダリヤ庭園(ガーデン)として生まれ変わらせようということで、平成11年に、それまでのダリヤ園の隣接地(現在地)に「新しい川西ダリヤ園」が整備されました。新「川西ダリヤ園」は、4ヘクタールの園内に、ダリヤのほか、芝生と樹木の緑地帯に小川が流れ、遊具も設置された美しい公園としてオープンしました。園内には、650種、10万本のダリヤが、日本一のダリヤ園の名にふさわしく、可憐に、華やかに咲き競っています。

 また、ダリヤ園の隣には、平成4年に温泉付宿泊施設としてオープンした「浴浴センターまどか」があります。丘陵地にあるまどかの屋上の展望テラスからは、ダリヤ園が眼下に広がり、また、遠くは蔵王連峰まで望むことができます。日帰り入浴も可能で、ダリヤ園と温泉の共通券を購入すると、通常820円のところを600円でダリヤ園と温泉の両方を楽しめます。

 

ダリヤとダリア

  川西ダリヤ園では、昭和35年の開園当時より「ダリヤ」と呼んでいます。英語のスペルでは「Dahlia」で、発音的にはダーリアとなるのでしょう。現在、国内では「ダリア」が一般的に使われており、近年整備された他の施設ではダリア園と名付けられているようです。

 ダリヤはキク科の多年草で、原産国はアメリカ大陸中央部のメキシコからその南東に位置するグアテマラにかけてです。ちなみにダリヤはメキシコの国花になっています。

ストーリー立てにしてあるコーナーも。

 日本には、江戸時代の後期(1846年頃)に長崎を経由して江戸に入りました。その頃ダリヤは「天竺牡丹(外来の牡丹のような花)」と呼ばれていました。明治時代に入ると、日本人の耳に入った言葉で天竺牡丹をダリヤまたはダーリヤと表現されるようになりました。その後、昭和に入り、ダリアと呼ばれるようになったのです。

 川西町では、昭和初期にすでにダリヤの栽培が始まっており、歴史の深いダリヤ園であること、また、ダリヤの呼び名の変化を後世に言い伝えるために、「ダリヤ」としているのです。

 

ダリヤ園のみどころ
すべてに名前がついていて、それも楽しみのひとつ。

 8月1日の開園以来、夏の青空、真っ白な入道雲と競うように、ダリヤのさまざまな色がとても鮮やかで、夏の強い陽射しの中でいっそう映えわたりました。11月4日までの長い開園期間の中でも、特におすすめの鑑賞時期は、9月中旬から10月中旬頃です。花数が揃い、花の色がパッと広がるように、園内いっぱいに美しさを競い合います。暑さも一段落し、秋が次第に深まっていくこれからの時期は、広い園内を歩くのにも良い季節です。

 園内650種のダリヤには、すべて名前がついています。毎年、新品種に名前を公募してつけてもらうコーナーもあります。自分のつけた名前が、次の年に咲いていたとしたら、ちょっとうれしくなりますね。

井上ひさしさんの出身地ならではの命名。

 川西町といえば、作家井上ひさしさんの出身地でもありますが、やっぱりありました、「ひょうたん島」という名のダリヤ。「ひょうたん島」は今年デビューのダリヤだそうです。

大輪の花を咲かせる「宇宙」。直径30cmにもなる。

 また、直径30センチメートル位の、大人の男性の手のひらを優に越えるほどの大輪の花を咲かせる「宇宙」という、女王ダリヤの中でも女王の中の女王ともいえる超巨大輪ダリヤがあります。宇宙は、大きく育てるのが難しいのだそうで、昭和35年頃のダリヤの球根価格が通常100円~1,500円の時に3,000円ほどの価格だったといわれています。9月中旬頃に咲きますので、ぜひ探してみてはいかがでしょうか。手のひらで大きさを確かめてみてください。

オープンテラス&おみやげコーナー。レストランではソフトや軽食も食べられる。

 園内に入ってすぐにあるオープンテラス&おみやげコーナーでは、ダリヤの葉っぱが入った「ダリヤアイス」や川西町の特産品紅大豆が入った「紅大豆ソフトクリーム」など、ここでしか味わえない楽しみもあります。また、ダリヤの美しさを永遠に輝かせる本物のダリヤが入った川西町オリジナルのクリスタルダリヤも販売されています。

一番人気の紅大豆ソフトクリーム。

 ダリヤにすっかり魅せられて、自分でも栽培してみたいという方には、球根の予約受付もしています。お渡しできるのは5月頃で、郵送も可能ですが、自分の好きな球根を買い求めたいという方には、GWの翌週の金、土、日の3日間の直売会がおすすめです。

かわいいパッケージのダリヤアイス。

 今年(平成25年)も、ほぼ毎週末に、さまざまなイベントが開催されます。第60回となる「東北ダリヤ名花展」(9/21~23開催)は、昭和29年から行われている歴史ある展示会で、個人愛好家が自慢のダリヤを展示、栽培技術を競い合います。見事なダリヤを堪能できるチャンスです。 また、隣県の福島、宮城、新潟、そして、地元山形の県民の方には、入場料半額の特典を受けられる県民デーが設けられています。ぜひチェックしてみてください。

 町民の力で立ち上げ、これまでの長い歴史のなかで町民とともに歩んできた「川西ダリヤ園」。広い園内を存分に散策し色とりどりのダリヤを楽しんだあとは、温泉に浸って疲れた体を癒す。そんなのんびりした秋の一日を過ごしてみてはいかがでしょうか。

 

やまがた川西ダリヤ園
開園期間 平成25年8月1日(木)~11月4日(月・祝)
開催時間 午前9時~午後6時 10月以降は日没で終了
特典 エリア別入場券半額デー 身分証明できるものを持参
・9月9日(月)~9月13日(金)  福島県民デー
・9月17日(火)~9月20日(金)  宮城県民デー
・9月24日(月)~9月27日(金)  山形県民デー
・9月30日(月)~10月4日(金)  新潟県民デー
・10月15日(火)~10月18日(金)   山形県民デー
イベント情報 ・9月7日(土)  第30回 地酒と黒べこまつり
・9月15日(日)  第16回 ダリヤカップMTB(マウンテンバイク)大会
・9月16日(祝)  敬老の日感謝デー
・9月21日(土)~23日(祝)  第60回 東北ダリヤ名花展
・10月5日(土)~6日(日)、12日(土)~14日(祝)  かわにし秋まつり
・10月27日(日)  花ウォーク『ダリヤコース』
・11月4日(祝)  ダリヤ切り花収穫デー

 

取材協力

山形県川西町産業振興課 商工観光グループ tel.0238-42-6645 fax.0238-42-2600
やまがた川西ダリヤ園

 


 

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