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加茂水族館

いま、山形から・・・ 山形漫歩 世界一のクラゲ水族館として巨大水槽でリニューアル 鶴岡市立加茂水族館

 透き通った体でゆらゆら漂い、ふわっと浮いて、キラキラと輝く。クラゲの展示種類数世界一で注目を集めている加茂水族館が、愛称「クラゲドリーム館」として平成26年6月1日にリニューアルオープンしました。

 

小さな水族館が、世界一の水族館に

 山形県で唯一の、小さな水族館だった加茂水族館。多くの山形県民にとって、子どもの頃に訪れた思い出の場所なのではないでしょうか。長年経営難に苦しみ、入館者の減少によって一時は存続の危機に陥ったこともある加茂水族館ですが、クラゲに出会って、奇跡的な復活を果たしました。平成17年には、クラゲ展示種類数世界一の水族館となり、24年にはギネス世界記録に認定。24年度は1年間の入館者数が27万人を超え、人気の水族館になりました。

 リニューアル前の加茂水族館は、昭和39年に開館し、建築からおよそ50年となる古い建物でしたが、以前の施設の隣に、新たな施設を建設しました。昨年(平成25年)12月からの休館を経て、6月1日にグランドオープン。新しい水族館は、延べ床面積が約4,000m2。以前の施設の2倍以上となり、50種類以上のクラゲをはじめ、庄内沖に生息する約140種類の魚などを展示しています。


 

海に浮かぶ雲のような建物
雲のような玄関アプローチ。

 雲のようにも波のようにも見える曲線が印象的な、真っ白い建物。館内に足を踏み入れると、視線の先には庄内浜と海が輝いて見えます。入場ゲートを通り抜け、通路横に展示されている村上館長の庄内竿のコレクションを眺めてから、いざ展示エリアへ。最初に迎えてくれるのは、庄内地域に生息する淡水魚と近海魚たち。大きくきれいになった水槽に、イワナやコイ、イソギンチャクなどが、草木、海藻などと一緒に、海の中にすんでいるかのようにリアルに展示されています。

入場ゲートの先には、庄内竿の展示が。

 海水魚の展示では、壁面いっぱいの水槽にアジやサバ、タイ、カワハギ類など、食卓でおなじみの魚たちが悠々と泳いでいます。庄内名物の寒鱈やハタハタのコーナーでは、調理の仕方も紹介されており、ここにも加茂水族館ならではのユニークさがあります。


 

クラネタリウム&クラゲ研究所
最大50種類以上となるクラゲ 大きな水槽が並びます。

 足を進め、いよいよクラゲの展示室、「クラネタリウム」へ。大人の背丈より大きな丸い水槽の中をゆっくりと動く、クラゲたちが迎えてくれます。キノコのような形のものや、傘の部分に模様があるもの、同じ種類で赤と青の色違いなど、様々なクラゲが。暗い展示室の中、ふわふわと水の中を漂ったり、小さな体で精一杯泳いでいる姿を眺めていると、ゆったりと時間が流れて行きます。水槽の中のカラフルなクラゲと一緒に記念撮影ができるコーナーもありますよ。

クラゲ栽培センター クラゲはここで繁殖させています。

 「クラゲ栽培センター」では、クラゲが成長する過程が展示されています。虫眼鏡や顕微鏡を使って数mmの小さなクラゲも観察でき、子どもから大人まで、楽しみながらクラゲの生態を知ることができるようになっています。入り口には、“KURAGE BAR(クラゲ・バー)”の電飾看板があり、遊び心いっぱい。「レクチャールーム」では、10名~70名の団体を対象に、色々なクラゲの不思議を学ぶことができる「クラゲ学習会」も行っています。(事前に申込が必要です。)


 

ドフラインクラゲ
シロクラゲ
サビキウリクラゲ
サカサクラゲ


 

海の中のような不思議な世界 クラゲシアター
クラゲシアターの前で村上龍男館長。

 少しずつ下りながら展示コーナーを進んで行くと、クラネタリウムの最後を飾るのが、まるで映画館のような「クラゲシアター」。圧巻は、クラゲの展示水槽としては世界最大級という直径5メートルの巨大水槽です。ほの暗いシアターの中、光に照らされながら約2千匹のミズクラゲがふわふわと漂っていて、まるで海の中にいるかのよう。シアター内は階段状になっており、近くからでも遠くからでも、たゆたうクラゲを眺めることができます。

新しいステージで、あざらしタッチ

 幻想的で美しいクラゲシアターですが、実はこの巨大水槽の中にいるミズクラゲの寿命は、およそ7~8ヶ月。クラゲは死んでしまうと、浮いてきたり沈んだりせず、そのまま形が崩れて溶けてしまうため、職員の皆さんは、溶けそうなクラゲを入念に取り除き、形の良いクラゲを入れるという作業を毎朝行っています。また、クラゲの水槽は、水を回転させる仕掛けになっているものが多いのですが、加茂水族館の水槽は、副館長が中心になって、さらに独自に改良を重ねたものなのだそうです。

光があふれるアシカショープール

 「たくさんの人気を呼ぶと思います。どんなに素晴らしい風景を見てきた方でも、まずこの光景は見たことがないでしょう。こんなに幻想的で素敵な水槽は、どこにもない」と村上館長。「これまで加茂水族館は春から秋まで入館料を稼ぎ、それを冬の間に全部つぎ込んで水槽や施設を模様替えしてきました。それをやってきたからこそ、入館者数が増えたのです。48年かけてこの水槽を作ることができて、自分は幸せ者です」

 クラゲシアターを抜けると、ショープールのある屋外へと続きます。魚やクラゲの展示だけでなく、アシカショー、あざらしタッチ、ウミネコ餌付けなどのショータイムも充実しています。庄内浜や鳥海山を望むレストランには、名物の海月(クラゲ)ラーメンやクラゲアイスなど、本物のクラゲを使用したメニューもあります。ご家族で、友人同士で、カップルで訪れて、夏の思い出を作ってみませんか。


 

取材協力・お問合せ

鶴岡市立加茂水族館 tel 0235-33-3036


 


 

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