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新庄まつり

いま、山形から・・・ 山形の旬だより 新庄まつり(新庄市)
(平成27年8月7日掲載)

 毎年8月24日から3日間、新庄の夏を締めくくる一大イベントとして、1年の中で最高の盛り上がりを見せる「新庄まつり」。夏の新庄市を舞台に、豪華絢爛を競う山車やたい行列、古式ゆかしい御輿渡御行列みこしとぎょぎょうれつ 、新庄城址で舞う萩野・仁田山鹿子踊はぎの・にたやまししおどりなど、城下町新庄の藩政時代をしのばせる歴史絵巻が次々と繰り広げられます。


 

新庄まつりの起源
約200人が新庄藩の武士になりきり市内を練り歩く、神輿渡御行列。天満宮の御神体を巡行させ、人々の平安を護ってもらいます。

 藩政時代の宝暦6(1756)年、新庄藩藩主戸沢正諶とざわまさのぶ公が、凶作による飢饉ききんで心身ともに疲弊した領民たちを鼓舞し、五穀豊穣を願うため、戸沢氏の氏神である「天満宮」の祭礼を領内挙げて行ったのが祭りの起源と言われています。

萩野・仁田山鹿子踊は、カモシカを模し、五穀豊穣を祈願する、萩野と仁田山集落に伝わる民族芸能。新庄城址戸沢神社と護国神社に奉納されます。

領民を思う藩主の心づかいから始まった祭りは、260年という長い歴史の中で少しずつ変貌を遂げながら、地域住民から大切に守られてきました。祭りの風景は代々多くの人の心に刻み込まれ、今なお変わることなく新庄市民の胸に情熱と郷土愛の火を灯し続けています。


 

歴史を語り、各町内が趣向を凝らす山車

 新庄まつりの主役である山車は、町衆が作った組織「若連わかれん 」によって毎年町内ごとに制作されます。20ある若連が山車作りに着手するのは、祭り本番を2か月後に控えた6月の下旬ごろ。夕暮れとともに町内に設置された山車小屋に一つ、また一つと明かりが灯り出します。新庄市民はこの明かりを見ながら、「あと何日」と指折り数えては、祭りの日を心待ちにするのです。若連はそんな市民の期待を一身に背負い、毎晩それぞれの山車小屋に集まり、先代から受け継いだ方法で制作に打ち込みます。

 山車は、能や歌舞伎、歴史物語、伝説の一場面を、等身大の人形を中心に、山ややかた、滝、松などを配置し表現します。神を招くための道標であり、神への捧げものである山車には、季節を問わず四季折々の美しいものを供えることとなっており、桜や牡丹、紅葉が同時に飾られるのも特徴です。また、人形は人の化身で魂が入っていると考えられ、その全てを代々能面師・野川家が手掛けています。職人と市民の伝統の技が合わさり、一台の山車が形作られていきます。


 

幻想と興奮の3日間

3日間で約52万人が訪れる「新庄まつり」。商店街は、出店や人で溢れかえります。

 新庄まつりは、毎年8月24、25、26日に開催されます。祭り期間中、山車の引き手である子どもたちのために市内の学校は休みになり、さらに、進学や結婚、就職で地元を離れた人々が、祭りのために続々と帰省し、まちは大いに賑わいます。

 
山車には歌舞伎部門と物語部門があります。
(上)歌舞伎部門・風流「二人道成寺ににんどうじょうじ」(下)物語部門・風流「真田十勇士さなだじゅうゆうし

 24日夕刻。「宵まつり」山車行列が出発し、各町内の若連が魂を込めて作りあげた山車がお披露目されます。「チェレンコヤッサー」のかけ声とともに、ゆっくりと動き出す山車。照明が入り、光と影に彩られた豪華絢爛な歴史絵巻が闇夜に浮かび上がると、人々から歓声が上がります。太鼓、笛、かねによる独特の祭り囃子の音に導かれ、闇を進み行く山車は幽玄そのもの。趣向を凝らした全20台の山車は市内をパレードしながら、その美しさを競い合います。

 25日の「本まつり」では日中に夏の日差しを浴びながらの山車行列が行われ、「宵まつり」とは一味違った表情を見ることができます。そして、26日の「後まつり」、「飾り山車」として20台全ての山車が市内中心街に集結し、祭りはフィナーレを迎えます。今年は260年記念祭。25日の夜に運行される「新庄まつり260年記念山車行列」も見逃せません。

 圧倒的なスケールで人々を魅了する「新庄まつり」。熱気と興奮に包まれた山形の地で、夏の終わりを見届けてみてはいかがでしょうか。


 

 イベント時間場所
8月24日(月)
宵まつり
奉納新庄囃子午前8時30分~戸沢神社・護国神社・天満宮
新庄囃子合同演奏会午前9時30分~駅前広場「アビエス」(観覧無料)
戸沢神社例大祭午前10時~戸沢神社
灯入式午後6時~南本町十字路
宵まつり山車行列午後6時30分南本町十字路出発
8月25日(火)
本まつり
天満宮例大祭午前7時~天満宮
まつり行列出発式午前8時30分~天満宮前広場
神輿渡御行列午前9時~最上公園出発
午後3時~石川町ごきげん通り通過予定
本まつり山車行列午前10時老人福祉センター前出発
新庄まつり260年記念 山車行列午後6時30分歴史センター前出発
8月26日(水)
後まつり
護国神社例大祭午前9時~護国神社
小若連囃子演奏会午前9時30分~ゆめりあ「花と緑の交流広場」
新庄まつり交流事業 燦踊祭午前10時~駅前通りほか
奉納 鹿子踊午前10時~最上公園
飾り山車午後3時~駅前・本町・中央通り
街中鹿子踊午後3時30分~南本町十字路
手締式午後5時~南本町十字路


 

取材協力・お問い合わせ

新庄まつり実行委員会 TEL.0233-22-6855 http://shinjo-matsuri.jp/


 


 

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  • 平成27年8月7日掲載

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