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湯野浜温泉

いま、山形から・・・ 温泉王国やまがた 日本海沿いに広がる名湯 湯野浜温泉(鶴岡市)
(平成27年7月3日掲載)

 美しく広がる白い砂浜、海岸沿いにずらりと並ぶ数十万本の黒松、白浜から望む優美な姿の鳥海山、日本海に沈む息を呑むほど見事な夕陽。鶴岡市の中心部より車で25分。豊かな自然に囲まれ、夏には多くの海水浴客で賑わう湯野浜温泉がそこにあります。

亀が見つけた温泉
毎年約30万人が訪れ、賑わいを見せる湯野浜海水浴場。

 湯野浜温泉のルーツは天喜年間(1053~58年)まで遡ります。「ある日、地元の漁師が浜辺で一匹の亀を見つけました。じっと動かないでいる亀を不思議に思い持ち上げてみると、その下にはお湯が湧き出ており、亀がそのお湯につかり傷を癒していたという伝説に由来しています。亀が発見した温泉ということで、古くは“亀の湯”と呼ばれていました」と、教えてくれたのは、湯野浜温泉観光協会の奥山雄一さん。「庄内地方には湯野浜温泉のほかにも2つの温泉地がありますが、あつみ温泉は鶴、湯田川温泉はサギと、どの温泉も動物が見つけたと言い伝えられています」。

湯野浜から見る夕陽は、「日本の夕陽百選」に選ばれています。

 江戸時代に作成された羽州・庄内湯野浜温泉図には、すでに湯宿の家並みが続く様子が描かれています。「海の近くにある温泉宿というのも珍しかったため、上ノ山(上山市)、東山(福島県会津若松市)と並び奥羽三楽郷おうしゅうさんらくごうの一つとされ、湯治ではなく観光地として賑わいを見せていたようです」。現在も、県内各地や近隣県からはもちろんですが、四国や九州からも観光客が訪れています。


 

地元の生活に根付いた公衆浴場
温泉街のロータリーの中央に設けられた足湯。無料で利用できます。

 湯野浜温泉には、17軒の温泉宿のほかに、湯野浜上区公衆浴場と湯野浜下区公衆浴場の2つの公衆浴場があります。「今から50年ぐらい前、私たちが子どもの頃は、この辺りでは風呂のない家も多かったんですよ。どの家も、公衆浴場に行くから、自宅に風呂が必要なかったんでしょうね。今はさすがに風呂のない家というのは少ないと思いますが、それでも、毎日必ず公衆浴場に行くという地元の方も多くいます。そのような方は自宅の風呂を、公衆浴場に行けないときのための非常用と考えているみたいです」と奥山さん。

 また、下区公衆浴場近くには誰でも気軽に利用できる足湯もあります。源泉100パーセントで加水をしていないため、温度は少々高めですが、お年寄りや若者、小さな子どもを連れた母親などが集まり、地元住民の社交場となっています。

足湯場近くには飲泉用の蛇口もあります。
昔ながらの湯野浜下区公衆浴場。入浴料は大人300円です。
平成22年に建て替えられたばかりの上区公衆浴場。入浴料は大人200円です。


 

波乗り発祥の地・湯野浜

 湯野浜は波乗り(サーフィン)発祥の地と言われていることをご存知でしょうか。その理由の1つは、江戸時代・文政4(1821)年に書かれた、酒田市の俳人の日記です。この日記の中に、湯野浜の子どもたちが船の底板を使って波乗りを楽しんでいるという記述があるのです。このように、波乗りについて書かれた文献が残っていることは、とても珍しいことなのだそうです。

波乗り発祥の地を記念したモニュメント。赤ふんどし姿で波乗りを楽しんでいます。

 発祥の地と言われる由来は、これだけではありません。1960年代初頭、駐留米軍が湘南や千葉でサーフィンを始めたとされていますが、同じ頃に湯野浜の若者にサーフィンが広がり、サーフチーム「カッパ」が創設されました。おそらく、はじめての日本人のサーフチームです。50年経過した現在も活動を続けていて、世界的にみても歴史あるサーフチームです。また、今で言うボディーサーフィンのような遊びも行われていました。ボードを使わず胸と腹をボード代わりにして波に乗る技を競ったそうです。


 

朝市と海水浴、美しい夕陽
朝市の開催期間は6月から11月上旬まで。定休日は毎週水曜日です。

 湯野浜温泉街では春から秋にかけて朝市が行われています。加茂漁港で水揚げされた海産物や乾物、旬の果物、お土産が販売され、旅館の宿泊客や住民で毎日賑わっています。浜のお母さんたちとの楽しい会話もこの朝市の魅力の一つです。朝6時から8時までの開催ですので、湯野浜温泉に宿泊の際は、いつもより少し早起きして、朝の散歩がてら朝市へ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

 今年(平成27年)の湯野浜海水浴場・海開きは、7月17日(金)。海水浴は、8月23日(日)まで楽しむことができます。雄大な日本海の景色とそこに沈む美しい夕陽を眺めながら、ゆったりのんびりとお過ごしください。


 

取材協力・お問い合わせ

湯野浜温泉観光協会 TEL 0235-75-2258 http://www.yunohamaonsen.com/


 


 


 

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  • 平成27年7月3日掲載

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