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若松寺と出羽名刹三寺まいり

いま、山形から・・・ 山形日和。 縁結び祈願 若松寺(天童市)と出羽名刹三寺まいり
(平成27年6月19日掲載)

 古くから「若松観音わかまつかんのん」の愛称で親しまれ、縁結びに御利益があるお寺として知られてきた、鈴立山れいりゅうざん 若松寺じゃくしょうじ。近年は、住職と握手をすると良縁成就する「縁結びスポット」としてその名が全国に広まっています。また、若松寺を含めた3つのお寺を巡る「出羽名刹三寺まいり」が、若い女性の間で人気を集めています。


 

天童の山奥に佇む古刹(こさつ)
若松寺観音堂は、江戸幕府開幕前後の慶長年間に山形城主・最上義光もがみよしあきの庇護をうけ、大修理が行われました。

 JR天童駅から車で15分。くねくねとした坂道を進んだ先、山頂近くの静かな林の中にあるのが若松寺です。奈良時代の和銅元(708)年に、行基菩薩ぎょうきぼさつによって開山され、平安時代に慈覚大師じかくだいし円仁和尚えんにんわしょう)の手で御堂が山頂から現在の場所に移されたと伝えられています。室町時代には、最上三十三観音の第一番札所として位置づけられ、現在も毎年多くの巡礼者が訪れています。国指定重要文化財の観音堂や、板絵著色神馬図いたえちゃくしょくじんめずなど、数多くの文化財を有する東北屈指の古刹です。

緑豊かに木々が生い茂る若松寺の参道。木漏れ日が気持ち良く散策にもピッタリです。
天童市内を見渡せる素晴らしい景色。天気がいい日には遠くに月山を望むこともできます。


 

住職との握手に全国各地から訪れる

 
「良縁ご祈祷」は、お香で清めてから始めます。予約は前月の20日から受付開始。1~2時間で土日分の予約は埋まってしまいます。

 若松寺は、花笠音頭で「めでためでたの若松さまよ」と謳われるように、縁結びの寺として地元で親しまれてきました。そこへ「若松寺の住職と握手をすると良縁が授かる」、そのような噂がまことしやかに囁かれはじめたのは、今から8年ほど前、若松寺が開山1,300年を迎えようとしている頃でした。「ある日、仙台から参拝に来た女性に『良縁に恵まれるよう、握手してください』と頼まれたんです。握手を頼まれるのなんて初めてのこと。その時は、冗談交じりに握手をしたのですが、それから数ヶ月、別の女性から『私も彼女にあやかりたいので握手して欲しい』と連絡をいただきました。何のことかすぐには分からなかったのですが、話を聞いてみると、はじめに握手をした女性が、握手後間もなくして結婚が決まり、彼女の周囲で『若松寺の住職と握手したからだ』と噂になっていたようです」。そう当時を振り返るのは住職の氏家滎脩うじいええいしゅうさん。この話が口コミなどで広がり、住職の元へ握手を求める人たちが次々と訪れるようになったのだそうです。今では、個人またはグループでご祈祷を受ける「良縁ご祈祷」は予約でいっぱい。予約不要で参加できる「縁むすび祈願祭」(4月から12月の毎月第一日曜に開催)」には、北海道や大阪など全国各地から200人を超える参加者が集まることもあるほどです。

「縁は誰しも持っているもの。眠っている縁を引き起こすことができれば」と語る氏家滎脩住職。

 「たくさんの方と握手を繰り返すうち、手のひらの感覚が敏感になり、握手した方が持つ縁を感じるようになりました。数年前からはわかりやすいよう、『100点満点で60点』などと点数でお伝えするようにしています。ただ、点数が低いからと言って、良縁に恵まれないわけではありません。これまでの最低点数は30点でしたが、その方も今はちゃんと結婚しています。でも、やはり70点以上の点数がついた方は早くに縁が結ばれるようですね。午前中に握手をして、その日の夕方に出会いがあり、その後結婚した方もいました。そのほかにも、『彼氏ができた』とか『結婚が決まった』など、嬉しい報告をたくさんいただいています」。

 住職と握手をするために訪れる人の9割は女性。20代~40代前半の未婚の人が多いそうですが、再婚を求めて来る人や、「自分が晩婚だったから心配で」と娘を連れてくる母親、なかなか良縁に恵まれないと悩む男性や仕事の縁を求めて来る人もいるそうです。


 

悪縁切りの山寺、若返り信仰の慈恩寺

 
自然に囲まれた立石寺。1,015段の石段の先には、山寺の街や仙山線を一望できる展望台もあります。

 山形には若松寺のほかにも良縁につながるパワースポットがいくつかあります。その一つが、山形市の宝珠山 立石寺(山寺)です。観光地としても人気のこちらは、昔から「縁切り寺」として知られています。「縁結びなのに縁切り?」と思われるかもしれませんが、「良縁を結ぶために、悪縁を断つ」ためのスポットとして新たに注目を集めているのです。

 そしてもう一つ、若返り祈願の寺院としても知られる寒河江市の本山 慈恩寺です。こちらには、慶長11(1606)年に河北町谷地の鋳物師によって作られた鋳鉄仏餉鉢ちゅうてつぶっしょうばちがあります。この鉢に頭を入れると若返り効果があると伝えられており、年配の方はもちろん「いつまでも若くありたい」と願う人たちが訪れています。

慈恩寺旧境内。2014年に国史跡に指定されました。
県指定文化財となっている鋳鉄仏餉鉢は本堂宮殿前に置かれています。


 

御朱印帳(ごしゅいんちょう)をもって、三寺を巡る

かわいらしいオリジナル御朱印帳と若松寺で奉納できる絵馬。拝観券や御朱印代を含め3,330円(税込)。各お寺で購入することができます。

 そのような縁結びに御利益があるといわれている3つのお寺を、オリジナルの御朱印帳片手に巡る「出羽名刹三寺まいり」が、平成27年11月30日まで実施されています。

若松寺では祈願所(若松寺本坊)で御朱印をお願いします。
真っ白な御朱印帳が埋まる頃には良縁が結ばれているかもしれません。

期間中、各寺で販売されている、ピンクでかわいらしい御朱印帳と御朱印代、さらに立石寺・慈恩寺の拝観券、若松寺の絵馬がセットになった「御朱印帳パッケージ」を購入し、3つのお寺すべての御朱印を集めると、山形の匠の一品や山形ならではの美味しい食べ物が当たる「スマホdeおみくじ」で運だめしすることもできます。また、平成27年9月12日までは、山形駅から出発するお得なタクシープラン「三寺まいり号」(3日前までの要予約)が運行しており、気軽に3つのお寺を巡ることができます。

 悪縁切りの立石寺、若返りの慈恩寺、縁結びの若松寺。この機会に、山形のいにしえの聖地を巡って、願いを叶えてみてはいかがでしょうか。


 

取材協力・お問い合わせ

鈴立山 若松寺 tel.023-653-4138
山寺観光協会 tel.023-695-2816
本山慈恩寺寺務所 tel.0237-87-3993

出羽名刹三寺まいりについてのお問い合わせは
やまがた広域観光協議会(村山総合支庁観光振興室) tel.023-621-8444


 


 

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  • 平成27年6月19日掲載

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