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南陽ワイナリー巡り

いま、山形から・・・ 山形日和。 芳醇な香りにプチトリップ 南陽ワイナリー巡り(南陽市)
(平成27年8月21日掲載)

 山形県南部を占める置賜盆地の北部に位置する南陽市には、かつて置賜盆地全域に広がっていたと言われる白竜湖が今も残っています。その白竜湖の北側にある、米沢から山形を結ぶ米沢街道の随一の難所と言われていた鳥上坂とりあげざかの山肌一面にぶどう棚が広がっています。県内有数のぶどうの産地である南陽市では、風土を生かした、こだわりのワインづくりが行われています。


 

山形県ぶどう発祥の地、南陽市
太陽の日差しを浴び、甘く熟した南陽市のぶどう。もちろん生食も人気です。

 南陽市のぶどう栽培の歴史は古く、江戸時代中期まで遡ります。「市の北側に十分一山じゅうぶいちやまという山がありますが、300年程前は金山として栄え、金の採掘のために全国各地から人が集まっていました。そのような中、現在の山梨県から来た金掘人が、甲州ぶどうの苗を持って来て植えたのが、山形県のぶどう栽培の始まりと言われています」。

大浦葡萄酒 4代目の大浦宏夫さん

 そう教えてくれたのは、南陽市内にある4つのワイナリーから成る「赤湯ワイン組合」の組合長を務める大浦さん。「盆地特有の寒暖の差」、「白竜湖から立ち上る湿った空気」、「山の斜面を利用したことによる、水はけと日当たりの良さ」など、美味しいぶどうが実る条件が揃っていたこともあり、ぶどう栽培は瞬く間に広まっていきました。


 

家庭的で個性豊かなワイナリー

 ぶどう栽培が盛んに行われていた南陽市では、明治時代の中頃からワインの醸造が始まりました。「戦前はワイナリーが60軒以上あったそうですが、ぶどう農家がぶどう酒を仕込んでいるところが多く、どこも規模は小さいものでした。現在は赤湯に4つのワイナリーが残っています」。

 「大浦葡萄酒」、「酒井ワイナリー」、「佐藤ぶどう酒」、「須藤ぶどう酒工場」と名字を冠したワイナリーは、どこも少人数の家族経営で、アットホームな雰囲気。古くから受け継がれてきた製法と丁寧な作業により、それぞれのワイナリーで特徴のあるワインが作られています。


 

果実味あふれる幅広いラインナップ・大浦葡萄酒

大浦葡萄酒:南陽市赤湯312/tel.0238-43-2056/午前9時から午後6時/不定休

 1939(昭和14)年に創業。国産ワインコンクールで数々の賞を受賞するなど、高い技術力で評価を集める大浦葡萄酒。辛口で幅のあるワインや、重厚感のある熟成タイプ、凝縮した重量感のある甘さが印象的なデザートワインなど幅広いラインアップです。雑味が少なく、果実の味わいを生かしたワインは、「まるでぶどうを食べているかのよう」と評価されることもあるそうです。自然の恵みをぎゅっと搾ったワインを楽しんでください。

工場見学(要予約、繁忙期は休み)では、創業当時の道具を見ることもできます。


 

ノンフィルター製法で醸す・酒井ワイナリー

酒井ワイナリー:南陽市赤湯980/tel.0238-43-2043/午前9時から午後5時(正午から午後1時は休み)/第1・3水曜定休

 創業1892(明治25)年、東北最古のワイナリーは赤湯温泉街にあります。看板商品の「バーダップ」(バード=鳥、アップ=上)の名前の由来でもある、南陽市の鳥上坂に自社農園をもち、除草剤のかわりに羊を放牧するなど、自然農法でぶどうの栽培を行っています。また、ろ過機を一切使わない昔ながらの「生詰めノンフィルター製法」によるワインづくりを今も守り続けています。時間と手間をかけたワインを買い求めて、県外から訪れるファンも多いそうです。

ぶどう畑で放牧する羊たち。除草に自然の肥料提供にと大活躍です。


 

昔ながらの製法で丁寧に作る・佐藤ぶどう酒

佐藤ぶどう酒:南陽市赤湯1072-2/tel.0238-43-2201/午前9時から午後5時/不定休

 金が獲れた山に開墾したことが名前の由来の「金渓ワイン」を作る佐藤ぶどう酒。創業1940(昭和15)年から、家族中心で営む小さなワイナリーです。「ワインづくりはぶどう作りから」をモットーに、自家畑産と地元農家の県産ぶどうのみを使用し、昔ながらの製法を受け継いだブランドワインを一本一本丁寧に作ります。地域に密着したワイナリーです。

創業当時から稼働する石造りの仕込み蔵。当時の趣と歴史を感じます。


 

ワインづくり体験も! 農園併設・須藤ぶどう酒工場

須藤ぶどう酒工場:南陽市赤湯2836/tel.0238-43-2578/午前9時から午後5時/不定休

 自家ぶどう園「紫金園」を持ち、昔ながらの製法でワインづくりに取り組む1921(大正10)年創業の須藤ぶどう酒工場。こちらでは、収穫から仕込み、ラベル作りまでを自ら行えるワインづくり体験が出来ます。今シーズンは白ワインづくり体験が8月から9月中旬、赤ワインが9月上旬から10月中旬頃を予定しているそうです。なお、ぶどうの生育状況により時期が前後しますので、詳しくはお問い合わせください。完成したワインはその年の12月に届けられます。

ワインづくり体験では、自分で収穫したぶどうを、手でつぶして仕込みます。世界でたった一本のワインです。


 

 4つのワイナリーを巡りながら、自分好みのワインをじっくりと探す。ぶどうの香りに包まれながら、そんな休日はいかがでしょうか。


 

イベント情報

「第44回 ワインフェスティバル in 南陽」

南陽市内4つのワイナリーのワインが飲み放題!
米沢牛・南陽産豚のバーベキューと共にお楽しみください。

日時:平成27年8月28日(金) 午後6時から8時(開場 午後5時30分)
場所:ハイジアパーク南陽
料金:ペア券 6,000円(前売りのみの販売となります。)
主催:南陽市ワインの里づくり委員会(事務局:南陽市商工観光課) tel.0238-40-3211(代)


 

取材協力

南陽市 商工観光課 tel.0238-40-3211(代)
大浦葡萄酒 http://ourawine.com
酒井ワイナリー http://www.sakai-winery.jp
佐藤ぶどう酒 http://www.kinkei.net
須藤ぶどう酒工場(表紙撮影協力) http://www.mmy.ne.jp/ywine/maker/sutho/sutho1.html


 


 

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  • 平成27年8月21日掲載

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