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結核の基礎知識Q&A

 

Q1  結核の原因はなんですか?
Q2  結核は昔の病気ではないのですか?
Q3  結核はどのようにしてうつりますか?
Q4  結核にうつると、かならず結核になりますか?
Q5  結核にうつると、すぐに結核になりますか?
Q6  どのような人が結核になりやすいのですか?
Q7  結核になるとどのような症状が出ますか?
Q8  結核の検査にはどのようなものがありますか?
Q9  ツベルクリン反応検査は何を調べる検査ですか?
Q10 レントゲン検査をするのはなぜですか?
Q11 レントゲン検査を続けて受けても大丈夫ですか?
Q12 結核の発病を防ぐにはどのような方法がありますか?
Q13 結核の治療はどのようになっていますか?
Q14 結核を防ぐには、どのような方法がありますか?
Q15 予防内服とは何ですか?
Q16 予防内服で副作用がでることはありませんか?
Q17 結核に感染した場合、勉強やスポーツで注意することはありませんか?
Q18 結核についての相談はどこにしたら良いですか?

 

A1

Q1  結核の原因はなんですか?

結核は結核菌という細菌によって起こります。
結核菌は発育速度が非常に遅いのが特徴です。
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A2

Q2  結核は昔の病気ではないのですか?

いいえ。

結核は現在でも1年間に約2万4千人以上の患者が発生する、わが国では最大の感染症です。

また、日本の結核は、先進諸国の中では、最も減少が遅れています。

さらに、多剤耐性結核菌や続発する結核集団感染、院内感染など、緊急に対応を図らなければならない課題が大きくなっています。

しかし、国民や医療機関、行政でも結核に対する関心は低下しています。
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A3

Q3  結核はどのようにしてうつりますか?

痰の中に結核菌がでるようになった重症の結核患者が、せきやくしゃみをするとしぶきが飛び散ります。このしぶきの中の結核菌を吸い込むことによって、結核はうつります。

逆にいえば、結核に感染しただけで周囲の人へ結核がうつることはありえませんし、発病しても軽症のうちは、周囲の人へ結核はうつりません。
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A4

Q4  結核にうつると、かならず結核になりますか?

いいえ。

結核にうつっても、結核になるのは10人に1~2人くらいです。残りの8~9人は、免疫の力にで結核菌は一生眠った状況で過ぎます。

現在の日本人では、高齢者を中心に約4人に1人は体の中に眠った結核菌を持っていると考えられています。
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A5

Q5  結核にうつると、すぐに結核になりますか?

いいえ。

結核菌はゆっくり増えますので、結核にかかってから発病するまでかなりの時間がかかります。

成人では肺結核になることが多いのですが、感染者の約5~10%の人は感染後長期間経過してから発病すると考えられています。
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A6

Q6  どのような人が結核になりやすいのですか?

結核は感染しないと、発病しません。したがって、家族や親しい人に結核患者が出た場合には、同じように感染した可能性があり、注意が必要です。

また、結核にうつってずっと眠っていた結核菌が、何十年も経って体の抵抗力が衰えた頃に、再び目覚めることもあります。高齢者の多くは、このような形で発病しています。

特に、糖尿病の人、副腎皮質ホルモンを服用している人、結核の治療歴はないのに胸に治った影のある人は注意が必要です。
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A7

Q7  結核になるとどのような症状が出ますか?

結核は肺結核で発病することが多いのですが、肺結核の症状は、カゼとよく似ています。せき、たん、血たん、胸痛、発熱、だるさが2週間以上続くようなら、注意が必要です。

結核の患者さんに聞くと、最初はしつこい、カゼだなあと思っていて、病院にかかったら結核と診断された方が多いようです。

また、胸膜炎の場合には、胸痛が自覚されることが多いようです。
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A8

Q8  結核の検査にはどのようなものがありますか?

結核に感染したかどうかの検査は、ツベルクリン反応検査や血液検査により判定します。

結核を発病したかどうかの検査は、痰などの菌検査や胸部レントゲン写真により判定します。
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A9

Q9  ツベルクリン反応検査は何を調べる検査ですか?

結核にうつると、体に結核に対する免疫ができます。

ツベルクリン反応は、この免疫の力がどれくらいあるかを見る検査です。

ツベルクリン反応は、結核にうつった場合だけでなく、BCG接種によっても陽性になります。

しかし、ツベルクリン反応が非常に大きく出たり、前回のツベルクリン反応に比べて反応が大きくなっている場合は、結核菌の感染の可能性を考えます。 
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A10

Q10 レントゲン検査をするのはなぜですか?

ほとんどの結核は胸に現れます。また、結核は比較的ゆっくり進行しますので、発病初期は症状が無くても、胸部のレントゲン写真をとれば、結核の発病を早期に発見することができます。
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A11

Q11 レントゲン検査を続けて受けても大丈夫ですか?

レントゲンの被曝はできるだけ少ないほうが良いのですが、胸部レントゲン検査1回あたりの被曝量は、1年間に自然から放射線を受ける量の20分の1程度に過ぎず、被曝量は非常に小さいと考えられています。

ただ、結核はゆっくり発育する菌とはいえ、感染症ですので、1~2ヶ月間経つと新たに影が出ることもあります。

ですから、胸部レントゲン検診は、定期的に受けて下さい。
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A12

Q12 結核の発病を防ぐにはどのような方法がありますか?

結核にうつっても、発病しないように結核菌を抑え込む方法が2つあります。

広く行われているのはBCG接種で、ツベルクリン反応検査が陰性の場合に行われます。特に小さな子供が重い結核になることを防ぐのに効果があります。

また、家族などに結核患者がいて、ツベルクリン反応が非常に強い場合や、血液検査で「陽性」となった時は、予防内服を行うことがあります。
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A13

Q13 結核の治療はどのようになっていますか?

以前は結核の治療は2~3年かかっていました。

しかし、今は良い薬ができましたので、治療期間は通常6~9ヶ月と短くなりました。また、重い結核の患者でも、結核の薬を飲みはじめて2週間もすれば、周囲への結核をうつす可能性はほとんどなくなります。
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A14

Q14 結核を防ぐには、どのような方法がありますか?

いま、一番大切なのは、結核を忘れないということです。

結核を早く見つけることは、本人の病状が重くなるのを防ぐためにも、周囲へ結核をうつさないようにするためにも大切になります。

そのためには、年に1回検診を受けることと、症状が出てから早く医療機関へ受診することが大切です。「長引く咳は、赤信号」という標語がありますが、咳が長引いたり、カゼのような症状が2週間以上続くようなら、医療機関を受診してください。
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A15

Q15 予防内服とは何ですか?

結核に感染した直後から、1種類の結核薬を6ヶ月間飲めば、その後結核になる可能性を、低く抑え込むことができます。

これを予防内服といいます。

症状がなく6ヶ月薬を飲むことは大変だと思いますが、きちんと6ヶ月服薬すれば、確実に予防効果がある方法ですし、逆に3ヶ月程度で服薬を止めてしまうと、あまり発病予防に役立たないこともわかっています。
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A16

Q16 予防内服で副作用がでることはありませんか?

予防内服に使う結核薬は、副作用が最も少ない結核治療薬です。

さらに、年齢が若ければ、副作用の出る割合は非常に少ないことが分かっています。

副作用の症状としては、食欲不振、悪心、嘔吐、全身倦怠感などが3日以上続いたり、尿の色が濃くなったり、黄疸、発疹、手足の感覚異常、3日以上の発熱、右腹部圧痛が目安となります。

このような症状が出た場合には、主治医の先生に相談すると良いでしょう。
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A17

Q17 結核に感染した場合、勉強やスポーツで注意することはありませんか?

結核に感染した直後には予防内薬が行われます。

予防内薬をした場合、その後発病するかどうかに最も影響するのは、きちんと服薬するかどうかです。

したがって、予防内薬をしている間でも、きちんと薬さえ服用していれば、勉強やスポーツを特に制限する必要はないと考えられています。
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A18

Q18 結核についての相談はどこにしたら良いですか?

村山保健所 地域保健予防課 感染症予防担当
電話:023-627-1105(直通)
住所:山形市十日町1-6-6
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