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瓦リサイクルシンポジウムを開催しました(平成29年8月31日)

庄内地域では年間約17,000tの使用済みの瓦が発生しています。

より多くの瓦を資源として活用していくため、瓦リサイクルシンポジウムを開催しました。

瓦リサイクルシンポジウム 質疑の状況

テーマ すべての瓦がリサイクルされる庄内地域を目指して

 

  • 日時:平成29年8月31日(木) 午前9:45~12:15
  • 場所:庄内町文化創造館 響ホール(小ホール)
  • 主催:山形県庄内総合支庁
  • 参加者:約100名(瓦工事業者、産業廃棄物処理業者、建設・土木業者、公共工事の発注者など)

 

講演1 「瓦のリサイクルと物性について」

講師 名古屋工業大学 准教授 上原匠 氏

瓦のリサイクルについて研究されている土木工学の専門家の視点から瓦をリサイクル資源として活用するためのポイントについて説明していただきました。

 

講演の様子

 

<主な内容>

  • 瓦は、全国各地で大量に発生する→各地で安定供給可能な身近な未利用資源。
  • 瓦は多孔質(細かい穴がたくさんある)で吸水性に優れ、長時間保水できるといった特性を持つ。
  • 廃棄物を資源にするためには、廃棄物との差別化が必要。
  • 廃棄物か資源なのか、一般の方がはっきりと判別できるような見た目も重要。
  • 具体的にリサイクルを定着させるには、品質の確保(選別、粒度管理)、需要及び供給の安定が必要。

 

講演2 「瓦チップのご提案」~循環型社会の構築へ~

講師 一般社団法人瓦チップ研究会 代表理事 亀井則幸 氏

瓦のリサイクルを実施する企業により全国規模のネットワークを構築されており、先進地域で瓦リサイクルのシステムを確立した経験をもとに、庄内地域で瓦リサイクルを普及するためのポイントについて説明いただきました。

講演の様子 その2

 

<主な内容> 

  • 受け入れの基準を厳しく設定し、徹底することで不純物の分別コストを削減するとともに、製品品質が向上する。
  • 瓦を他の資材の代替品として使用するのではなく、瓦の特性を活かした用途を開発。
  • 用途ごとに要求される各種試験を実施。破砕断面が鋭くならないよう品質を管理。
  • 透水性、保水性が高い材質のため、含水状況は常に把握。
  • 具体的な利用用途としては、雑草を抑制する被覆材(敷砂利)、埋設管の保護材、農業用の暗渠疎水材など。

 

パネルディスカッション「県内における瓦リサイクル普及のための課題と対策」

コーディネーター 東北公益文科大学 教授 古山隆 氏

パネリスト

名古屋工業大学 准教授 上原匠 氏
(一社)瓦チップ研究会 代表理事 亀井則幸 氏
山形県瓦工事業組合 株式会社原田瓦工業 専務取締役 原田誠 氏
山形県庄内総合支庁環境課 廃棄物対策主幹 松林茂

 

<内容>

県の松林廃棄物対策主幹からは、県が平成29年6月に策定した、「瓦リサイクル推進の手引き」の内容を説明しました。

廃棄物との差別化のために不純物の除去や粒度調整が必要であること、庄内地域では粒径5㎜から30㎜の範囲に粒度調整したものは有価物に該当することなどを説明しました。

株式会社原田瓦工業の原田専務からは庄内地域の瓦の歴史と庄内地域で取り組んでいる瓦リサイクル事例(敷砂利、吹き付け舗装など)を説明していただきました。
 

議論においては、パネリストから

  • 需要が少ない現状を変えていくため、積極的に利用の提案をしていくことが重要。
  • 需要拡大のため公共工事における積極的な活用等が必要。
  • 瓦リサイクルの経済性確保のためには徹底した分別解体を行うことで処分に係る費用を低減させることが必要。

など、活発な意見が交わされました。

 

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