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やまがた森林(モリ)ノミクス

 1 やまがた森林(モリ)ノミクスについて

 山形県は、県土面積の72%が森林です。森林は、木材の供給、美しい自然景観の形成や水源の涵養(かんよう)、県土の保全や地球温暖化の防止など、多面的な機能を持っていて、県民生活に大きく貢献しています。一方で、戦後植林された人工林が利用期を迎えていて、豊富な森林資源を循環利用することが喫緊の課題です。森林資源は、適切な時期に伐採し活用するとともに、その跡地に植栽して循環利用することで多面的な機能が持続されます。
 県では、森林の多面的機能の維持との調和を大事にして、緑の循環システム(※)を推し進めるなかで、地域の豊かな森林資源を「森のエネルギー」、「森の恵み」として活用して雇用創出を図り、地域全体の活性化につなげていく取組みを行っています。
スギ林

やまがた森林(モリ)ノミクス宣言

 平成25年11月に県内35全ての市町村長が参画して「やまがた里山サミット」を設立し、知事が「やまがた森林(モリ)ノミクス」を宣言しました。

「やまがた森林(モリ)ノミクス宣言」

 

 山形県は、県土面積の約7割が緑豊かな森林に覆われています。この森林に囲まれた里地・里山地域には、豊かな自然に育まれた「食」、「景観」、「文化」、さらには、生産活動の場に加え多面的機能を有する「森林」、「農地」など、多様な資産や資源があります。

 これらの資産・資源を積極的に活用することで、地域に根ざした産業を振興し、所得の向上や雇用の確保を図り、地域の活性化に結びつけることが課題となっております。

 このため、県と市町村が連携してネットワークを形成し、知恵を出し合いながら、地域の豊かな森林資源を「森のエネルギー」、「森の恵み」として活かしていく『森林(モリ)ノミクス』により、オール山形で林業の振興を図り、地域の活性化に取り組んでいくことをここに宣言いたします。

 

 平成251128

                 やまがた里山サミット議長

                 山形県知事 吉 村 美 栄 子

 

  森林資源は、適切な時期に伐採し活用するとともに、その跡地に植栽して循環利用することで多面的な機能が持続されます。森林資源の循環を進めるためには、木を植え、育て、収穫する「川上」、製材工場などで加工し流通する「川中」、公共建築物や住宅・一般建築物、または木質バイオマスによる熱や発電で木材を利用する「川下」までを一体的に捉えた「緑の循環システム」を十分に形づくることが必要です。

森林ノミクスイラスト

 

 

「山形県の豊かな森林資源を活用した地域活性化条例」(通称:「やまがた森林(モリ)ノミクス推進条例」

 やまがた森林ノミクスを更に推進するため、平成28年12月定例県議会で可決成立し、同月27日に公布されました。
 内容については、こちらを御覧ください。

〇 条例(PDFファイル:213KB)

 

※ 「やまがた森林(モリ)ノミクス推進懇話会」について

  この懇話会は、「やまがた森林ノミクス」を総合的に推進するため、その道標となる条例の制定を視野に入れ、広く意見をうかがうことを目的として設置されました。

  平成28年9月14日、懇話会の意見について報告書を知事に提出しました。条例は、この報告書等をふまえています。

 

○ やまがた森林ノミクス推進懇話会報告書 (PDFファイル:2.0MB) 

2 山形県の取組みについて

 やまがた森林(モリ)ノミクスを推進するため、県では以下の取組みを行っています。

推進する体制の整備 ~やまがた森林ノミクス推進会議~

 条例に基づき、県は、やまがた森林ノミクスを推進するため、関係者が意見交換・相互協力のための体制を整備することとされています。

 国、市町村、森林所有者、林業、木材産業、建築関係の団体のほか、観光関係、工業関係、教育関係など幅広い分野の構成団体からなる会議を立上げ、平成29年3月29日にその第1回目を開催いたしました。

 今後、年2回程度の開催を予定し、やまがた森林ノミクスに関する情報を共有し、団体相互の提案・協力等を行い、県民総参加の森林ノミクスにつなげていきたいと考えています。

川上に関する取組み

 森林資源を持続的に利用するには、木を伐ったら植える「再造林」が必要です。木材価格の低迷もあり、再造林が進みにくい状況ですが、県ではやまがた緑環境税を活用して再造林への支援制度を充実しています。
 また木材を安定して生産していくためには、林業事業者が効率的に生産できるような体制づくりが必要です。このため、森林の境界明確化、高性能林業機械の導入の支援等のほか、県と市町村が連携して路網(林道や作業道)の整備に取り組んでいます。

川中に関する取組み

 多くの木材を利用する大型集成材工場や木質バイオマス発電施設が稼働するなど、県産木材の需要の拡大が見込まれています。県ではこれら大口需要者に県産木材が安定的に供給されるよう、森林組合連合会などが主体となって原木の安定供給体制を確立するために設立した山形県原木流通協議会の運営を支援しています。また、住宅用の木材(A材)の使用量を増やし、高品質で高付加価値の木材製品の加工体制を構築して、県産材製品の生産・消費拡大を図るため、「やまがたの木(A材)利用拡大戦略」を策定しています。

川下に関する取組み

 県産木材を使用した住宅建築等を支援しています。県産認証材を使用した新築住宅の施主に、県産認証材の使用割合に応じて定額の支援を行っています。

(関連情報)

・ 山形県の木造公共建築物事例について(県建築住宅課)

・ やまがたの木で家づくり(やまがた県産木材利用センターホームページ)

人材育成の取組み

 平成28年度から県立農林大学校に林業経営学科を開設しました。農業と林業の2部門がある専修学校としては東北初となります。林業を志す若者に対して、インターン実習や各種資格が取得できるカリキュラムを用意しています。(山形県立農林大学校へのリンク
 また、林業・木材産業振興の中核的な役割を担う若手の林業者を「青年林業士」として認定する独自の取組みなども行っています。

その他の取組みについて (政策提言、全国森林ノミクスサミット等)

 

(参考)平成29年度「やまがた森林(モリ)ノミクス」推進関連予算の概要(PDF 554KB) 

 

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3 県民総参加のやまがた森林(モリ)ノミクス

 木を植えたり育てたりすることだけがやまがた森林ノミクスの取組みではなく、県民一人ひとりが、自分に合ったスタイルで森林資源を利活用していくことでやまがた森林ノミクスの推進につながります。県民の皆様の御理解と御協力をお願いいたします。

 例えば、、、

  • 薪ストーブ、ペレットストーブ、木質チップボイラーを使って【森のエネルギー】を活用します
  • 苗木植栽や間伐体験などの【木を植え育てる】活動に参加します
  • きのこや山菜などの【森の恵み】を美味しく食べます
  • 森林体験ツアーに参加したり森林環境教育の場として【森の中】に入ります
  • 森林浴や森林セラピーをして【森林で癒し】を体験します
  • 木造の学校や公共施設で木の優しさに触れて【木の良さ】を感じます
  • 木製家具やインテリアを使って【木づかい生活】をおくります
  • 県産木材の住宅で【やまがたの木】と暮らします
  • 木製玩具や木工クラフトで遊んだり作ったり【木工品を趣味】として楽しみます 

 

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