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更新日:2019年9月9日

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山形新幹線の度重なる運休について

ご意見

せっかく花笠を見るために山形新幹線を使って山形に向かおうとしたのに、運休になりました。ホテルもやっとの思いで予約したのに、それも無駄になりました。
連休前もトラブルで運休したことがありましたが、その時もホテルや夕飯の予約が無駄になりました。 (2019-08-05)

県の取組状況

山形新幹線では、災害や事故等の未然防止等を図る観点から、鉄道事業者において、法面強化や土砂止め柵の設置といった降雨対策や、橋梁等の構造物の耐震化対策など、各種防災強化に向けた取組みが進められてきた一方、在来線特急であるため、大雨、大雪、強風、野生動物との衝突などによる輸送障害は依然として多いのが現状です。中でも、今回の運休が発生した福島~米沢間は、山形新幹線の運休・遅延の約4割が発生し、同区間の安全性や安定輸送の確保が喫緊の課題となっています。
このような中、JR東日本において、平成27年より、同区間の抜本的な防災対策に係る調査が行われ、全長約23kmの短絡トンネルを整備することにより、雨・雪等による輸送障害件数の低減など安定輸送の確立、地滑り・雪崩等の災害リスクの完封といった防災面の強化のほか、10分強の時間短縮が図られるといった調査結果が示されました。
山形新幹線の喫緊の課題である安定性の向上、さらには将来の奥羽新幹線の実現を見据え、現在、県とJR東日本において、早期事業化に向けた検討を進めているほか、政府やJRへの要望活動、県民機運醸成の取組みを展開しているところです。
今後も、山形新幹線の安全性や安定性の確保、さらには将来のフル規格新幹線実現のため、トンネル整備の早期事業化に向けた取組みを進めてまいります。(2019-09-04 実施中・実施済)

( みらい企画創造部 総合交通政策課 )