更新日:2020年9月28日

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道の駅とざわ

いま、山形から・・・ 道の駅から出発進行!山形タビ 戸沢と韓国の文化がクロスする 道の駅とざわ「モモカミの里 高麗館」(戸沢村)(JPG:145KB)

(平成29年8月4日掲載)

山形県の北東に位置する新庄市から国道47号を日本海側の庄内地方方面へ5kmほど走ると道は山形県の母なる川・最上川と併走。川に沿ってさらに5kmほど。川面を見渡せる小高い丘の上に突如として現れる、異国情緒溢れる建物が道の駅とざわです。「モモカミの里 高麗館」という名前の通り、韓国様式の建物で、韓国の食材や土産物の購入、本格的な韓国料理をいただくことができます。なぜ戸沢村で「韓国」なのでしょう?

戸沢村と韓国、二つの場所が交わるきっかけ

小玉亜美さん(JPG:90KB)

道の駅とざわについて教えてくださったスタッフの小玉亜美さん。カラフルな館内の回廊でお話しをお聞きしました。

戸沢村と韓国との交流の歴史は、30年以上前の昭和60年まで遡ります。戸沢村で農業に従事している若者たちが、栃木県にあるアジア農村指導者養成専門学校「アジア学院」の留学生たちと交流を始めました。平成元年には韓国中部に位置する忠清北道(チュンチョンプクト)堤川(チェチョン)市と戸沢村の「国際交流塾」のメンバーによる、農業技術交流を主とした相互訪問がスタート。両国の冬季農業の課題や農村開発について意見交換しました。

その後、農業の後継者対策として国際結婚を推進し、戸沢村に韓国出身の女性が暮らすようになります。彼女たちに日本人社会により早く馴染んでもらえるよう、戸沢村は日本語教室の開講をはじめ、村民との相互理解を図るための交流事業などを実施。そして、平成9年には日韓友好を目的に、道の駅とざわ「モモカミの里 高麗館」が完成したのです。

モモカミの里高麗館(JPG:108KB)

「モモカミ」とはアイヌ語で「崖の上・丘の上」。その名の通り、最上川を一望できる丘の上に建てられています。

韓国の食や文化がいっぱい!

道の駅内部のお店を紹介しましょう。駐車場のすぐ近くに店を構えるのが、ファストフードコーナー「うめちゃんキムチ 道の駅とざわ高麗館店」です。うめちゃんキムチでは、韓国出身のお母さんたちが作ったキムチの提供や、焼肉定食、石焼きビビンバ、冷麺など本格的な韓国料理をいただくことができ、週末を中心に賑わいを見せています。キムチの種類は白菜はもちろん、大根を使ったカクテキやイカ、ニラ、ニンニクなど多岐にわたり13種類と充実。キムチの素も購入することができるので、自宅でキムチを作る方に重宝がられています。また韓国訛りのスタッフと会話しながらのお食事は、韓国旅行の気分に浸れることでしょう。

阿部梅子さん(JPG:92KB)

うめちゃんキムチの社長・阿部梅子さん。韓国で生まれ、山形にいらして26年です。

韓流冷麺(JPG:71KB)

甘みのある透き通った牛骨のスープを使った韓流冷麺、栄養たっぷりで夏バテ防止にもなるとのこと。

海鮮チヂミ(JPG:72KB)

手軽に食べられ人気のうめちゃんキムチの海鮮チヂミ

純粋山形そば焼酎(JPG:73KB)

戸沢村の名産も販売しています。写真は戸沢村産原材料を100%使用した純粋山形そば焼酎(720ml)

現地にいかずとも韓国を満喫!

石段を登った先にあるのが「韓国物産館」。山形県や戸沢村の名産はもちろん、県内ではここでしか買えない韓国物産を多数販売しています。韓国のお菓子やお酒をはじめ、美容大国とも言われる韓国のコスメや、韓国のアイドルや俳優のグッズ、きらびやかで色とりどりの小物など、韓国好きにはたまらないラインアップです。

このほか、4~11月末の金~月曜・祝日に営業している韓国料理レストラン「ソウル プルコギ」や、戸沢村の名産・えごまを扱う産地直売所「とざわ農楽市」なども店を構えます。

戸沢流冷麺(JPG:99KB)

韓国物産館で販売している戸沢村のそば粉を使った戸沢流冷麺(2食入り)、戸沢村でしか購入できません。

マッコリ(JPG:66KB)

バナナやクリームチーズ、モモとさまざまな味のマッコリは人気商品

コスメ(JPG:107KB)

コスメのラインナップも充実。韓国から仕入れているため、品切れの場合もあるとのこと。

がま口の小物入れ(JPG:86KB)

がま口の小物入れや、口紅入れなど、日本とは異なる色使いの小物

石焼きビビンバ(JPG:107KB)

韓国レストラン「ソウル プルコギ」でいただける「石焼きビビンバ 今日は給料日(焼肉牛カルビ)」

とざわ農楽市(JPG:121KB)

「とざわ農楽市」ではえごまの加工品や地元野菜、くじら餅を扱っています。営業時間は8時30分~17時00分で火曜日定休。

高麗館からの絶景、最上川を楽しむ

この道の駅の魅力は食とショッピングだけではありません。ぜひご覧いただきたいのが、高麗館の奥に広がる「眺河(ちょうが)の丘」からの最上川。最上川がちょうど90度に湾曲している位置を見渡すことができる絶景スポットです。戸沢村のおいしい空気を堪能しながら、石段を一段一段登るもよし、車で登ることもできます。また、高麗館の中には韓国のオブジェがいくつもあります。一つひとつが日本では見られないものばかりですので、ぜひ異国文化を感じてみてください。

トルハルバン(JPG:143KB)

「石のおじいさん」の意味を持つトルハルバン。済州(チェジュ)島の守り神で学業成就や無業息災、子宝に恵まれるといわれています。

眺河の丘からの絶景(JPG:89KB)

撮影スポットとしても人気の高い眺河の丘からの絶景。

道の駅とざわに寄ったら、戸沢村観光へどうぞ。かつて最上川舟運の要所として栄えたこの地では、現在も最上川の舟下りを体験できます。船頭によるガイドと舟唄を楽しみながら、山形の雄大な自然を堪能できる1時間です。また、最上峡一帯に分布している天然杉(土湯杉)の群生地「幻想の森」もおすすめ。樹齢千年を超えると思われる巨大な杉が数多く自生しており、マイナスイオンをたっぷり浴びることができます。

海水浴に向かう道中で寄り道するもよし、山々に涼をとりにいくもよし、戸沢村の魅力に触れる夏はいかがでしょう。

韓国のオブジェ(JPG:152KB)

本国から取り寄せたさまざまなオブジェ。韓国ならではの作品を楽しむことができます。

最上川舟下り(JPG:129KB)

四季折々の景色を楽しめる最上川舟下り。冬場はこたつを囲んで舟下りすることもできます。

幻想の森(JPG:191KB)

幻想の森はJR高屋駅より車で約20分。根元から複数に分かれた枝が、幻想的な雰囲気です。

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最上川舟下りについて