更新日:2020年9月28日

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田んぼアート

いま、山形から・・・ 山形の旬だより 秋を彩る稲穂の芸術 田んぼアート(米沢市)(JPG:186KB)

(平成28年9月16日掲載)

収穫をひかえたのどかな田園風景の中に浮かび上がる鮮やかな歴史絵巻。米沢市では、水田をキャンバスに、色彩の異なる稲を植え付け巨大な絵模様を浮かび上がらせる「田んぼアート」を鑑賞することができます。

水田一面に描かれる大迫力のアート!

JR米沢駅より車を走らせること約20分、ホタルの里としても知られる自然豊かな名湯・小野川温泉近くに現れる大きな地上絵。水田に色が異なる稲を植え付けて描いた「田んぼアート」です。

田んぼアート・前田慶次(JPG:172KB)

平成27年度は米沢に縁のある前田慶次が勇ましく描かれました。

田んぼアート・伊達政宗と支倉常長(JPG:137KB)

米沢出身の戦国武将「伊達政宗」とその家臣「支倉常長」を描いた平成26年度。

米沢市では平成18年より田んぼアートに取り組んでいます。第1回目は会場となっている小野川温泉にちなんで「小野小町と蛍」が描かれ、それ以降、米沢に縁のある戦国武将やNHKの大河ドラマの主人公など、さまざまな人物が制作されてきました。11回目を迎えた今年は上杉景勝と真田幸村をテーマにしています。歴史ある米沢で、古の風景を思い浮かべながら、歴史を題材とした田んぼアートを楽しむ…。米沢ならではのアートの楽しみ方です。

自然の力と緻密な計算が生み出すリアルな絵柄

田んぼアートの制作は、その年のテーマを決め、下絵を作成するところからスタートします。下絵を担当するのは、直江兼続マスコットキャラクター「かねたん」の産みの親である(株)クレヨンマキの岡野亜記さん。岡野さんの下絵を元に早速田植えスタート…、というわけには行きません。田んぼアートは真上からではなく、水田から少し離れた展望台から全景を見るため、下絵に遠近法処理を行い、調整する必要があるのです。

平成28年度の下絵(JPG:51KB)

岡野亜記さんが作成した平成28年度の下絵

手作業による田植え(JPG:144KB)

慣れない手作業による田植えに四苦八苦しながらも楽しむ参加者たち

その後、JA青年部・JA・小野川温泉観光協議会・米沢市農林課で慎重に測量を行い、苗を植える位置を決め、ようやく田植えをスタートすることができます。一般の方も参加できる田植えは、地元の小学生や県内外、ときには外国の方たちも集まり、毎年賑やかに行われています。

測量の様子(JPG:104KB)

緻密に測量が行われ、植える位置を決めていきます。

稲の「絵の具」を巧みに使い分け

現在、田んぼアートで使われる稲は6種類。背景の緑色には山形が誇るブランド米「つや姫」を使い、絵柄の部分には古代米の「紫大黒」(紫色)と「黄大黒」(黄色)、観賞用の水稲品種の「ゆきあそび」(白色)、「べにあそび」(赤色)、「あかねあそび」(橙色)の計5種類が使われます。開始当初は古代米の2種類のみを使用していましたが、その後、「ゆきあそび」、「べにあそび」、「あかねあそび」を導入し、年々表現の幅を広げ見応えを増しています。

水田には6月中旬頃より絵柄がうっすらと浮かび上がり、稲の葉のコントラストが鮮やかな7月、稲穂が出始める8月、穂が実り稲刈りを控えた9月、とそれぞれの季節に見どころがあります。「頻繁に小野川温泉まで見に行くのは難しい…」という方も大丈夫。ホームページで配信しているライブ映像を見ることができ、米沢から遠く離れていても季節の移り変わりを楽しむことができます。ぜひ、アクセスしてみてください。

そして今年も稲刈り体験イベントを開催!田植えと同様、一般の方も参加できます。開催日は10月2日(日曜日)、応募締切は9月23日(金曜日)で先着200名までとなっていますので、申込みはお早めにどうぞ。

稲刈り体験の様子(JPG:153KB)

300名以上が参加した平成27年度の稲刈り体験の様子

イベントさまざま!米沢の秋

なせばなる秋まつり(JPG:130KB)

伝統の味・技・心を存分に楽しめる「なせばなる秋まつり」

これからの季節、米沢では田んぼアートのほかにもイベントが盛りだくさんです。9月24日と25日には、「第5回なせばなる秋まつり」が開催されます。上杉鷹山の「なせばなる」のチャレンジ精神(※)を大切にし、「米沢市民の心(精神)」を様々な催しで表現し、後世へ伝えていこう、という祭りです。松が岬公園、伝国の杜周辺を会場に、上杉鷹山の時代に行われていた無人販売の「棒杭市(ぼっくいいち)」の再現(無人でも商品や金銭を盗む人がいない、棒や杭にさえも嘘をつかない、という米沢の美風の表れ)や昔遊びの体験、ステージイベント、米沢牛などの地元食材を使った「米沢どん丼まつり」、交流物産展など様々な催しが行われます。

棒杭市(JPG:95KB)

庶民が杭などに紐で吊るして商品を販売していた「棒杭市」を再現。

田んぼアートや秋まつり…。皆さんも、稲穂そよぐ米沢の秋を堪能してみませんか?

※江戸時代後期、米沢藩主の上杉鷹山は家臣に「為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり」という歌を教訓として詠み与え、「どんなことでも強い意志を持ってやれば必ず成就する」という気持ちの大切さを説いた。

田んぼアート2016 稲刈り体験

平成28年10月2日(日曜日)
時間/9時00分~13時00分
集合場所/三沢コミュニティセンター
稲刈会場/築沢 田んぼアート水田
参加費/大人(高校生以上)2,000円、子供(中学生以下)1,500円
問合せ・申込み/田んぼアート米づくり体験事業推進協議会(米沢市観光課内)
TEL.0238-22-5111(代) FAX.0238-24-4541
Mail y-kanko@ms5.omn.ne.jp
※要事前予約・応募締切は9月23日(金曜日)。先着200名。
※参加特典:小野川温泉入浴券(当日限り有効)、昼食(おにぎり・いも煮)、収穫したお米2kg
※詳細はホームページをご覧ください。
http://tanbo-art.com(米沢市田んぼアート)(外部サイトへリンク)

第5回なせばなる秋まつり

平成28年9月24日(土曜日)~25日(日曜日)
時間/10時00分~17時00分(25日は16時00分まで)
場所/松が岬公園・伝国の杜周辺
※詳細はホームページをご覧ください。
http://aki.yonezawa-matsuri.jp(山形県米沢市《なせばなる秋まつり》公式ホームページ)(外部サイトへリンク)

取材協力・お問い合わせ

  • 米沢市観光課 TEL.0238-22-5111(代)