苔の衣絵巻 (こけのころもえまき)

名称(事業名) | 苔の衣絵巻 |
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ふりがな | こけのころもえまき |
指定区分 | 県指定文化財 典籍 |
指定年月日 | 昭和34(1959)年 12月 4日 |
所在地(市町村) | 大石田町大字大石田丙 |
所有者(実施団体名) | 個人(個人所有のため地図は非表示) |
概要 (活動状況等) |
『苔の衣』は作者不詳であるが、原本は、鎌倉時代の建長年間(1249~56年)ごろに成立したといわれる。 この絵巻もまた「奥付」や「識語」などは一切なく、作者や成立を知る手がかりはないが、詞書の筆致は流麗で、絵画も非常によく整ったものであり、江戸時代中期の元禄ごろ(1688~1703年)の製作と推定されている。苔の衣絵巻としては唯一のものであり、中世文学資料として価値が高い。 左大将を主人公に、3代にわたる貴族社会の生活と運命を描いた哀愁深い物語絵巻となっており、諸行無常の仏教思想の影響はまぎれもなく、『落窪物語』などの流れを汲む作品で、中世的性格が濃いものとなっている。 縦33.4cm、長さ9m3cm |
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公開の有無:無 |