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労働相談Q&A
1.賞与(ボーナス)の扱いについて
Q
   私の会社は、その年によって、ボーナスが支給されたりされなかったりします。入社の際には、ボーナスは当然あるものと思いこんでいたので、特に確認はしませんでした。毎月もらう給料もそんなに高いわけではないので、ボーナスはぜひ支給して欲しいのですが、社長に話しても景気のことをどうこういうばかりです。どうしたら確実に支給してもらえるようになるのでしょうか。  
A
   賞与(ボーナス)は、労働基準法にいう賃金ではありますが、毎月の給料のように必ず支給が義務づけられているものとは異なります。毎月の給料は、労働者の生活のために欠かせないものとみなされていますが、賞与の場合は、それが支給されはじめた伝統的な経緯からも、そうはみなされていないからです。したがって、就業規則や労使協定などに、賞与の支給に関する金額等の具体的な定めがなければ、使用者には支給の義務はありません。ご質問の場合に、もしもそのような定めがないようでしたら、賞与を支給するよう、使用者とのねばり強い交渉を行うことが必要と思われます。  
ポイント  労働基準法第11条には「この法律で賃金とは、賃金、給料、手当、賞与その他名称の如何を問わず、労働の対象として使用者が労働者に支払うすべてのものをいう」とあります。そして、同法には、賃金の支給に関する原則などが定められています。しかし、この場合において、賃金の支給そのものを義務づけているのは、別の法律の最低賃金法であり、同法においては、賞与は賃金から除外されています。
したがって、使用者には、労働法上において、賞与を支給しなければならない義務はありません。また、判例もこれを支持しています。ただし、当初の労働契約や、また、就業規則や労使協定などに定めがあれば、使用者は当然にこれに拘束されますので、その場合には賞与を支給しなければならない義務があることになります。よって、賞与を求める労働者側としては、当初から、使用者に対し労働契約にその内容を盛り込んでもらうか、もしくは、労使協定を結ぶ努力をするか、あるいは、就業規則に記載を求める努力をするということになります。


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