更新日:2021年6月4日
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警備部機動隊勤務・男性
平成29年採用。交番勤務を経て、機動隊で活躍。妻も警察官(育児休業中)で長女(0歳)との3人暮らし。好きな食べ物は焼き肉。
私は、災害発生時に人命救助を行うレスキュー部隊、爆発物処理部隊等に所属しています。専門部隊としての知識、技術の向上のため、日々厳しい訓練に励んでいます。また、事案発生時には、昼夜を問わず出動し、その対応に当たります。
特にやりがいを感じたのは、令和元年のG20大阪サミットに従事した際、全国各地から集まった警察官とともに日本警察一丸となって、任務を完遂できたときです。これほど大規模で責任の大きい仕事は警察官以外にないと感じています。
毎年のように大規模な災害が発生するなかで、一人でも多くの人命を救いたいという思いから、人命救助に興味を持つようになりました。人命救助に携わることができる職業を調べていく中で、警察には災害発生時に、県内外を問わず出動する広域緊急援助隊があることを知り、警察官を志すようになりました。
実際に警察官になってみて、警察官ほど人から感謝される職業はないと実感しています。「ありがとう」の一言で苦労が報われ、人の役に立っていると感じ、また頑張る活力になります。
日々の厳しい訓練で疲れていても、家に帰り、妻と娘の顔を見ると疲れが吹き飛びます。
私は娘の出産育児に伴い、山形県警察の妊娠出産育児制度である配偶者出産休暇・育児参加休暇を8日間全て取得し、仕事をしているとなかなかできない寝かしつけに挑戦しました。思ったより大変で、寝不足になりましたが妻への尊敬の気持ちが一層強くなり、通常の生活に戻った後も率先して娘をお風呂に入れたりしています。
休日は娘を散歩に連れて行ったり、オムライスを妻に作ったりと一緒に子育てをすることができ、それが自分自身のパワーの源になっています。妻が職場復帰した後も、育児支援制度を利用して二人で協力して笑顔の絶えない家庭を築いていきたいと思います。
警察官の仕事は、決して楽な仕事ではありません。しかし、県民が安全・安心な生活を送るためには誰かがやらなくてはならない仕事です。「人の役に立ちたい」という強い気持ちを持った人には、ぜひ、警察官を目指してもらいたいと思います。