弥生土器 (やよいどき)
名称(事業名) | 弥生土器 |
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ふりがな | やよいどき |
指定区分 | 県指定文化財 考古資料 |
指定年月日 | 平成16(2004)年 7月 9日 |
所在地(市町村) | 山形市小白川町1-4-12 |
所有者(実施団体名) | 国立大学法人山形大学 |
概要 (活動状況等) |
大蔵村上竹野(うわたけの)遺跡から発見された出土品のうち、弥生時代前期の円筒形深鉢・注口土器・壺形土器の3点である。 円筒形深鉢は底径6.2㎝、残存の高さが16.1㎝、口径は推定1.3㎝である。口縁部に七つの山形突起がみられ、頚部は外にふくらみ、変形工字文が施されている。 注口土器は口径4.7㎝、底径6.2㎝、高さが8.4㎝で口縁部に二条の沈線がめぐり、体部上半は隆線で変形工字文を刻み、刺突による列点が充填されている。また注口部にも鼻の文を思わす刺突があり、顔面を図化したかとも見られる。 壺形土器は高さ7.0㎝、体部の最大径7.2㎝で、外面は無文で丁寧な磨き調整が施されている。 この遺跡では、稲作を物語る資料は見つかっていないが、これら3点の土器は、いずれも弥生時代前期のより古い段階に位置づけられ、山形県の弥生時代の最も早い時期の遺物である。 |
問い合わせ先 |
山形大学付属博物館 公開の有無:有 ホームページ:弥生土器 Tel:023-628-4930 |
地図 |