更新日:2023年9月4日

ここから本文です。

留山川ダム

概要

最上川水系押切川は山形県天童市に位置し、その源を三沢山(標高1,042m)に発し、山間部を北西に流下し、田麦野地区を流れて留山川を合流し、さらに北西に流下して山口地区で不動沢川を合流し、天童市の市街地を流れて今町地区で乱川に合流する流域面積28.3km2、流路延長18.5mの一級河川です。

押切川流域は村山盆地内にあり、降雨量は梅雨期、台風期に多く、特に台風期の豪雨により災害が多く発生しています。近年では平成11年8月13日及び平成17年8月20日に局部的な集中豪雨により護岸の決壊や道路が崩壊し、田畑でも浸水被害が発生しています。留山川ダムでは、50年に1回程度の雨(204mm/24時間)が降った場合、留山川ダム地点において75m3/sの洪水を貯留し、下流の新原崎地点で180m3/sの洪水を130m3/sに低減し、押切川での氾濫を軽減することができます。

押切川の水利用は古くから行われ、主として農地かんがい用水に利用されており、中、下流域は河川沿いに耕地が広がり、稲作の他、畑作や果樹園に利用されています。渇水期においては留山川ダムで貯留している水を流し、安定的に取水できるようにします。また、河川として最低限必要な水を流すことにより川の流れを清潔にすると共に、川に生息する動植物を保護します。

留山川ダム全体写真

留山川ダム(平成23年撮影)

諸元

名称 留山川ダム
位置 天童市
目的 F・N ※

施工

期間

H5~H23年度
貯水池

流域面積

7.2㎢ ダム 形式

重力式

コンクリート

灌漑

補給内容 -

湛水面積

0.99㎢

高さ

46.0m

補給面積

-

総貯水量

1,120千㎥

堤頂長

115.0m 発電

最大発電力

-

有効貯水量

1,000千㎥ 治水

計画高水量

95㎥/s

常時発電力

-

洪水貯水量

675千㎥

計画放流量

20㎥/s

都水 給水区域

-

利水容量

325千㎥

調節流量

75㎥/s

給水量

-

※F:洪水調節 N:流水の正常な機能の維持(既得取水の安定化及び河川環境の保全等) A:灌漑 W:上水道用水 P:発電 管P:管理用発電

流水の正常な機能の維持のための水量
地点 期間 水量
ダム地点 通年 0.050㎥/s
新原崎橋地点

1月1日~3月31日

0.100㎥/s
4月1日~6月30日 0.179㎥/s
7月1日~9月30日 0.084㎥/s
10月1日~12月31日 0.100㎥/s

留山川ダム流量配分図

見学案内と周辺情報

パンフレット

ライブカメラ

留山川ダムのライブカメラを見たい方はこちらから。

リンク先:山形県河川砂防情報システム ≫ カメラ映像

ダムの問い合わせ先

村山総合支庁建設部 山形統合ダム管理課

(TEL)023-631-3526

お問い合わせ

県土整備部河川課 

住所:〒990-8570 山形市松波二丁目8番1号

電話番号:023-630-2618

ファックス番号:023-625-3866