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更新日:2023年10月25日

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令和4年度 病床機能報告の結果について

ここでは、医療法(昭和23年法律第205号)第30条の13第4項の規定に基づき、山形県内の病床報告対象医療機関の報告結果を公表しています。

地域医療構想について

今後高齢化が進展し、医療・介護サービスの需要が増大していく中で、患者それぞれの状態にふさわしい良質かつ適切な医療を効果的かつ効率的に提供する体制を構築することが求められています。

そのためには、医療機能の分化・連携を進め、各医療機能に応じて必要な医療資源を適切に投入し、入院医療全体の強化を図ると同時に、退院患者の生活を支える在宅医療及び介護サービス提供体制を充実させていくことが必要です。

こうしたことから、山形県では、2025年(令和7年)における医療機能ごとの需要と必要量を含めその地域にふさわしいバランスのとれた医療機能の分化と連携を適切に推進するため、山形県地域医療構想を平成28年9月に策定しております。

病床機能報告制度について

地域医療構想の策定にあたり、地域の医療機関が担っている医療機能の現状把握、分析を行う必要があります。

そのために必要なデータを収集するため、医療機関がその有する病床(一般病床及び療養病床)において担っている医療機能を自ら選択し、病棟単位を基本として都道府県に報告する仕組みが導入されました。

また、医療機能の報告に加えて、構造設備、人員配置、具体的な医療の内容等についても報告することとしています。

報告された情報の公表

報告された情報を公表し、地域医療構想とともに示すことにより、地域の医療機関や住民等が、地域の医療提供体制の現状と将来の姿について共通認識を持つことができます。また、医療機関の自主的な取組及び医療機関相互の協議によって、医療機能の分化・連携が進められるようになります。

医療機能について

医療機関が報告し、都道府県が2025年(令和7年)の必要量を定めることとなる医療機能は、次の4つの区分です。

区分とその概要

高度急性期

  • 急性期の患者に対し、状態の早期安定化に向けて、診療密度が特に高い医療を提供する機能

急性期

  • 急性期の患者に対し、状態の早期安定化に向けて、医療を提供する機能

回復期

  • 急性期を経過した患者への在宅復帰に向けた医療やリハビリテーションを提供する機能
  • 特に、急性期を経過した脳血管疾患や大腿骨頚部骨折等の患者に対し、ADLの向上や在宅復帰を目的としたリハビリテーションを集中的に提供する機能(回復期リハビリテーション機能)

慢性期

  • 長期にわたり療養が必要な患者を入院させる機能
  • 長期にわたり療養が必要な重度の障害者(重度の意識障害者を含む)、筋ジストロフィー患者又は難病患者等を入院させる機能

山形県における医療機能ごとの病床の状況【令和4年度病床機能報告】

令和4年10月31日までに報告があり、病床数、医療機能に関する報告項目の不備等がなかった医療機関施設96(病院53、有床診療所43)を集計した結果です。

現状

令和4年7月1日時点の機能として、各医療機関が自主的に選択した許可病床の機能の状況です。県全体の許可病床は11,075床で、このうち高度急性期が632床(5.7%)、急性期が5,355床(48.4%)、回復期が2,378床(21.5%)、慢性期が2,301床(20.8%)となっています。また休棟等は409床となっています。

許可病床の機能の状況(現状)

二次医療圏

 

 

 

 

 

 

全体

高度急性期

急性期

回復期

慢性期

休棟等

村山圏域

5,592床

417床

2,821床

908床

1,287床

159床

最上圏域

856床

5床

420床

218床

108床

105床

置賜圏域

2,030床

25床

813床

658床

492床

42床

庄内圏域

2,597床

185床

1,301床

594床

414床

103床

県計

11,075床

632床

5,355床

2,378床

2,301床

409床

2025年(令和7年)の予定

2025年(令和7年)時点の機能の予定として、各医療機関が自主的に選択した機能の状況です。令和4年と比較し、高度急性期は30床の増加、急性期は234床の減少、回復期は16床の増加、慢性期は7床の減少となっています。

許可病床の機能の状況(2025年(令和7年)の予定)

二次医療圏

 

 

 

 

 

 

 

全体

高度

急性期

急性期

回復期

慢性期

休棟等

介護保険

施設等

村山圏域

5,538床

429床

2,785床

908床

1,327床

53床

36床

最上圏域

725床

10床

379床

228床

108床

0床

0床

置賜圏域

1,869床

38床

687床

591床

493床

0床

60床

庄内圏域

2,585床

185床

1,270床

667床

366床

49床

48床

県計

10,717床

662床

5,121床

2,394床

2,294床

102床

144床

(注1)圏域の設定が現在と変わらないとした場合

医療機関ごとの病床の状況

以下のファイルをクリックすると、各医療機関の病床の状況をご覧いただけます。

【参考】令和4年度 県内の各医療機関の病床機能報告一覧(エクセル:101KB)

各医療機関の病床の状況、構造設備、人員配置等の情報については、こちらからご覧いただけます。

過去の報告一覧

【参考】令和元年度 県内の各医療機関の病床機能報告一覧(エクセル:100KB)

【参考】令和2年度 県内の各医療機関の病床機能報告一覧(エクセル:89KB)

【参考】令和3年度 県内の各医療機関の病床機能報告一覧(エクセル:99KB)

 

お問い合わせ

健康福祉部医療政策課医務企画担当

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