リフォーム
リフォーム工事で確認すべきチェックリスト
見積書の内容が、希望するリフォームと違っていたり、現場を確認せずに作成されている場合は、工事の面積や材料を正確に見積もれず、追加費用の請求につながる場合があります。 トラブルを未然に防ぐためにチェックリストをご確認ください。
契約前に確認すべきこと
- あなたが希望しているリフォーム工事の内容は、明確ですか?
- 希望している工事内容が不明確なまま見積りを依頼したり、契約したりすると、後から工事の面積や材料の数量不足が生じたりして費用が発生する場合があります。
- あなたが希望しているリフォーム工事の内容は、事業者に正確に伝わっていますか?
見積もりに記載されている工事項目を必ず確認してください。 - 希望している工事内容と事業者が理解した工事内容が食い違っていたりすると、希望していた工事が見積りに含まれず、最終的に追加工事として費用請求される場合があります。
- 事業者が現場を見て見積書を作成していますか?
- 現場を見ないで作成された見積書では、工事の面積や材料を正確に見積れず、あとから数量に不足が生じたり、追加の工事が必要になって、追加費用の請求につながる場合があります。
- 契約前に見積書の内容を確認しましたか?理解しましたか?
- 工事が完了してから工事内容と工事代金のバランスに疑問を感じ、工事代金の妥当性や減額について確認する相談事例があります。契約を結んだ段階で、工事代金も含めて合意していることになりますから、特別な事情がない限り工事代金の減額は困難です。見積書の内容をよく確認し、納得してから契約を結びましょう。
- 追加工事がどのような場合に発生するかを事業者に確認しましたか?
- リフォームは工事を始めてみなければ分からない事象が充分考えられるので、契約段階において業者からどのような可能性があるのかをしっかりと説明を受けておいてください。予想外の高額な追加工事が発生した場合に、そもそもリフォームを行うことを考え直す必要がある場合があります。そうした場合に、どれぐらいの費用がかかるかを知っておくと安心です。
工事中に確認すべきこと
- 工事中の変更について、費用負担等をよく確認しましたか?
文書に記録し、保存していますか? - リフォームでは、途中の工事変更が生じることがあります。変更内容にともなう追加工事について、工事内容はどのようなものか、費用はどれくらいか、誰がその費用を負担するのかといった事項について、事業者によく確認するとともに、文書にして記録して保存しておきましょう。
※このチェックリストは、(財)住宅リフォーム・紛争処理支援センターが受け付けた相談事例(2008年度の追加工事に関する相談事例57件)を分析した結果をもとに作成しています。
万一、不具合やトラブルが発生してしまったら...
- 不具合に関する記録の作成
- 不具合の場所、内容、状況、発見日時の記録を作成します。不具合の状況を写真で記録するのも1つの方法です。
その上で事業者に連絡し、いっしょに不具合の状況を確認してください - 保証の確認
- 契約書のほか、保証書や保証約款がある場合には、その内容を確認してください。
- 瑕疵等不具合に対する責任
- リフォーム工事の瑕疵等不具合については、保証書や保証約款に定める保証のほか、民法その他の法律上の権利を行使できる場合があります。詳しくは専門家に相談してください。
- 事業者との協議、第三者機関への相談
- 事業者とよく協議し、その内容を記録しておいてください。トラブルに関する相談ができる第三者機関もあります。
<トラブル時の相談窓口>
(公財)住宅リフォーム・紛争処理支援センター
電話相談 03-3556-5147 ホームページ http://www.chord.or.jp
又は「住まいるダイヤル」 0570-016-100
- 県や市町村の相談窓口
- 「建築士会」「建築士事務所協会」
- 「日本建築家協会」の相談窓口
- 「弁護士会」「消費者生活センター」など