木造観世音菩薩立像 (もくぞうかんぜおんぼさつりゅうぞう)

名称(事業名) | 木造観世音菩薩立像 |
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ふりがな | もくぞうかんぜおんぼさつりゅうぞう |
指定区分 | 国指定文化財 彫刻 |
指定年月日 | 明治36(1903)年 4月 15日 |
所在地(市町村) | 山形市大字千手堂509 |
所有者(実施団体名) | 吉祥院 |
概要 (活動状況等) |
この立像は、古くから「出羽一仏」と称されてきた。頭部に低い宝髻(ほうけい)を頂き、その下に天冠台があり、地髪部の髪際(はつさい)はまばらに彫られている。左肩から右脇腹に条帛(じょうはく)を掛け、両肩は天衣で被われている。裳(も)は腹前で2段に折返しており、脛の両側を括り、裳裾は逆W字形となり、足首には釧(くしろ)を刻んでいる。 面貌は頬の肉どりが豊かで、眉は弧を描いて伸び、眼は切れ長の伏し眼で眉と眼の間がやや間延びした、特色ある顔立ちをしている。首の三道も鮮やかに刻まれ、耳端の反りも著しく、胸の張りは大きい。全体に比して頭部がやや過大で、量感豊かな体躯に特色がある。 両腕の半ば以下が欠失している。条帛・裳の折返し、膝部などに鎬(しのぎ)が見られ、飜波(ほんぱ)式衣文の名残を留めているので、製作年代は平安初期に近い頃といわれている。 (像高175cm) |
問い合わせ先 |
宗教法人吉祥院 見学の際は事前連絡必要 公開の有無:有 Tel:023-684-8026 Fax:023-684-8026 |
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