金銅装笈 背面に永享二暦庚戌二月日羽州慈恩寺禅定院の漆銘がある (こんどうそうおい はいめんにえいきょうにりゃくかのえいぬにがつ ひうしゅうじおんじぜんじょういんのうるしめいがある)

名称(事業名) | 金銅装笈 背面に永享二暦庚戌二月日羽州慈恩寺禅定院の漆銘がある |
---|---|
ふりがな | こんどうそうおい はいめんにえいきょうにりゃくかのえいぬにがつ ひうしゅうじおんじぜんじょういんのうるしめいがある |
指定区分 | 国指定文化財 工芸品 |
指定年月日 | 昭和42(1967)年 6月 15日 |
所在地(市町村) | 山形市七日町1-4-12 |
所有者(実施団体名) | 慈光明院 |
概要 (活動状況等) |
この笈の背面には、黒漆の紀年銘があり、在銘最古のものといわれている。永享2年(1430年)当初の姿を、殆ど完全に伝えるもので、山伏笈の基準作のトップをなす、貴重な遺品である。 木地塗に厚手の金銅金具を装着した、剛健な箱形古式笈で、正面を4段に区切り、多彩な図柄の金具を付している。袋戸には日月・三鈷、扉には三重塔を併立して、牡丹と唐草文の蝶番(ちょうつがい)、倹飩(けんどん)板には蓮台と輪宝を併置し、菱花文金具を付している。扉と倹飩板の帖木(じょうぎ)には、蓮台に乗る三鈷柄剣と、三鈷鈴の金具を装飾している。 (幅59.5cm、奥行31.0cm、高さ71.0cm) |
問い合わせ先 |
慈光明院 東京国立博物館に寄託 公開の有無:無 Tel:023-622-2228 |
地図 |