楼閣人物填漆箪笥 (ろうかくじんぶつてんしつたんす)

名称(事業名) | 楼閣人物填漆箪笥 |
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ふりがな | ろうかくじんぶつてんしつたんす |
指定区分 | 国指定文化財 工芸品 |
指定年月日 | 昭和54(1979)年 6月 6日 |
所在地(市町村) | 上山市矢来4-6-8 |
所有者(実施団体名) | (公財)蟹仙洞 |
概要 (活動状況等) |
15世紀の宣徳年間(1426~1435年)の中国で、塗り重ねた漆地に文様を彫り、そこに彩漆を埋め込む、填漆(てんしつ)という装飾技法が創始された。・ この箪笥は、朱漆の地に緑・黄・黒の彩漆で、人物と壮麗な建物・樹木・岩石・鶴・鹿などの図像と、花唐草文が描き出されている。さらに輪郭線には、鎗金(わが国でいう沈金)技法が施され、気品の高さと華やかな印象を生み出している。 主文様のある扉を開けると、中には引出しが4段に収められ、その数は上から4、3、2、1と、計10個が規則的に配置されている。基台の裏面には、刀刻填金銘が見られ、明朝宮廷文化の薫りを伝える傑出した逸品である。 (高さ35.7cm、横幅36.0cm) |
問い合わせ先 |
(公財)蟹仙洞 公開の有無:有 Tel:023-672-0155 |
地図 |