藤原定家筆消息(十月八日) (ふじわらさだいえひつしょうそく(じゅうがつようか))

名称(事業名) | 藤原定家筆消息(十月八日) |
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ふりがな | ふじわらさだいえひつしょうそく(じゅうがつようか) |
指定区分 | 国指定文化財 古文書 |
指定年月日 | 昭和36(1961)年 6月 30日 |
所在地(市町村) | 酒田市御成町7-7 |
所有者(実施団体名) | (公財)本間美術館 |
概要 (活動状況等) |
この消息は、建暦元年(1211年)に藤原定家(1162~1241年)の息子為家(1197~1275年)が、10月4日の大臣任命の日の参内に装束規定を守らなかったことについて、有職典礼に詳しい定家へ、後鳥羽上皇の下問があり、その趣旨を藤原清範が書き記してきた手紙への返書である。時に定家は50歳、為家は14歳であった。 返書では、為家参内のおり定家が教示した内容を伝え、一応為家の落度を認めている。しかし、まだ14歳の子供であり、儀式の日程の急な変更によって、応じ切れなかった次第を記し、不服を言いたいのは自分の方であるとの心情を述べている。故実に見識を持つ廷臣としての自負心が窺え、定家の人間像を伝え興味深い。この間の事情は、定家の日記『明月記』にも記されている。 紙本墨書鎌倉時代 (縦29.2㎝、横97.3㎝) |
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企画展などで展示 公開の有無:有 |
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