石造九重層塔 (せきぞうきゅうじゅうのそうとう)
| 名称(事業名) | 石造九重層塔 |
|---|---|
| ふりがな | せきぞうきゅうじゅうのそうとう |
| 指定区分 | 県指定文化財 建造物 |
| 指定年月日 | 昭和28(1953)年 8月 31日 |
| 所在地(市町村) | 遊佐町直世字仲道3 |
| 所有者(実施団体名) | 永泉寺 |
| 概要 (活動状況等) |
永泉寺は文和年間(1352~56年)に、源翁和尚が再興したといわれる古刹で、永徳2年(1382年)に天台宗から曹洞宗に改宗した。この九重の層塔は、東禅寺城主志村光安(あきやす)が慶長16年(1611年)に没した後、その冥福を祈って家臣達が建立した供養塔である。 石材は砂岩で、総高2.6㍍、基台は横方48.5㌢、高さ36.7㌢、上部に反花(かえりばな)に似た飾りを刻み、その上に方39.4㌢の初層の塔身を置き、蓮弁形の浅い龕室(がんしつ)を彫りくぼめ、中に四方仏を半肉に陽刻している。 上部8層は軸部を設けた一石造で、上層から下層へなだらかな曲線を描いて軒を重ねている。9層目の笠部は3段の刻みがあり、頭頂には宝珠のある相輪が刺し込まれている。 各層の屋根には僅かな反りがあり、品格と重層感のある見事な塔である。 |
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公開の有無:有 |
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