紙本墨画法然上人像 冷泉為恭筆 (しほんぼくがほうねんしょうにんぞう れいぜいためちかひつ)

名称(事業名) | 紙本墨画法然上人像 冷泉為恭筆 |
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ふりがな | しほんぼくがほうねんしょうにんぞう れいぜいためちかひつ |
指定区分 | 県指定文化財 絵画 |
指定年月日 | 昭和32(1957)年 3月 1日 |
所在地(市町村) | 大石田町大字大石田丙 |
所有者(実施団体名) | 個人 |
概要 (活動状況等) |
薄墨で、月下に上人の背後の座像を描いており、上人の右側に、仮名書きの題歌(和歌) が、二行に走り書きしてある。 月かけのいたらぬ里はなけれとも なかむる人の心にそすむ 仏弟子為恭謹書 本図は、浄土宗をひらいた法然上人の後姿を水墨で瀟洒かつ閑寂に描いている。為恭がいつ作画したかは不明であるが、勤王派である為恭は、徳川幕府方の浪士の探索をのがれ、出家した後は、「仏弟子光阿」を落款に用いた。画中の題歌は、法然上人の作歌で、浄土宗の宗歌となっている。 この幅は、酒田の市原家から出た画僧円潭が、京都知恩院にいたころ、大和絵の為恭と 懇意になり、描き贈られたものと伝えられ、市原家に珍蔵されたものである。為恭は、法 然上人に対して、「仏弟子」と謹書したものであろう。 縦92.3㎝、横29.5㎝ |
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公開の有無:有 |
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