紙本著色扇面画貼込冊子 中村芳中筆 (しほんちゃくしょくせんめんがはりこみさっし なかむらほうちゅうひつ)

名称(事業名) | 紙本著色扇面画貼込冊子 中村芳中筆 |
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ふりがな | しほんちゃくしょくせんめんがはりこみさっし なかむらほうちゅうひつ |
指定区分 | 県指定文化財 絵画 |
指定年月日 | 昭和35(1960)年 6月 28日 |
所在地(市町村) | 酒田市若竹町 |
所有者(実施団体名) | 個人 |
概要 (活動状況等) |
白梅図・立葵図・流れ卯の花垣図・楓図・布袋図・万年青図・山吹図・垣に菊図・楓鹿 図・水葵図の10枚の扇面画が、貼り込まれたこの冊子(画帖)は、中村芳中独得のたらし込み を多用した描法に巧みな構画、それに金泥を交えた温かい彩色によって描かれている。 画風や芳中の「中」が大きく書かれる落款の書体から、本作は、扇面画の製作が多くな る晩年作と考えられる。 同時代の江戸琳派を築いた酒井抱一の画風と比較すると、芳中は粘りのある筆致がうかがわれる、やや泥臭く瓢逸な画風である。上方人らしい独自の世界を築いたといえる。 冊子(帖)寸法縦40.7cm、横66.4㎝(扇面画の寸法は、それぞれ異なる。) |
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公開の有無:無 |
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